JavaScriptフリーランスってどんな案件の求人があるの?
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JavaScriptとは?
JavaScriptとは、冒頭にみたとおり、フロントエンドの主にブラウザを操作するスクリプト型言語です。名前が似たようなプログラミング言語にJavaがありますが、名称こそ似ていますが全く異なる言語です。Javaはサン・マイクロシステムズという会社が開発した、パワフルな言語で、オラクル社に変わってもなお使われています。JavaScriptは、ネットスケープという古いブラウザが昔は人気だったのですが、そのネットスケープの会社が開発した言語です。そして、ネットスケープとサンが共同で仕事したことで、ネットスクリプトという名前からJavaScriptに変更されたのです。
スクリプト型言語なので、ブラウザ上でコンパイルなしに実行できます。つまり、正しいコードでも間違ったコードでも、実行できてしまうのです。極端なエラーはブラウザがロードしたときに弾かれますが、文法エラーがなければ、オーバーフローでも動いてしまうので注意が必要です。
サーバ上に配置したスクリプトがブラウザ上に読み込まれるので、一部のコードがクライアントに見えることがあります。たとえば、ブラウザから「ソースコードの表示」を行うと、コードが丸見えになるケースも。そして、インターネット上で話題となった、「史上最悪のプログラム」はJavaScriptで書かれていて、JavaScriptがデータベースのパスワードをすべて読みこんで、ユーザの入力したパスワードとひとつひとつ比較するというコードでした。これによって、様々なセキュリティリスクが生じるわけですが、こうしたコードを書かないよう、くれぐれも注意する必要性があります。
しかし、きちんと書いていればJavaScriptはユーザフレンドリーかつパワフルな言語で、同時に書きやすい言語でもあります。書いたそばから実行できるのでテストもしやすく、コンパイルの手間がありません。
また、HTML5から大きく変わりました。以前はFlashが多用されていたものの、現在はほぼ使われていません。Flashは主要なブラウザであるGoogle Chromeがデフォルトでは読み込まないため、すたれてしまったのです。そのかわり、Canvasが登場し、ブラウザ上で絵の表現ができるようになりました。Canvasとは、FlashやJavaのようにプラグインを使わずに、JavaScriptベースでブラウザ上に図を描くために策定された仕様です。
JavaScriptではアプリの表現もできます。よって、アプリの案件も増えているのです。JavaScriptでスマホアプリというと、ちょっと想像がつかないかもしれませんが、React NativeというフレームワークをFacebook社が開発し、JavaScriptでアプリが実装できるようになっています。
また、node.jsが登場し、サーバサイドも記述できるようになったのです。2009年頃までは、JavaScriptといえばクライアントサイドを記述するだけのスクリプトでしたが、Node.jsによって、Webサーバのサーバサイドスクリプトとしても大活躍しています。
フリーランスのJavaScript案件・求人の動向
案件の動向としては、Webサービスのクライアントサイド、つまりフロントサイドのUI/UXを担当する仕事がメインになってきます。JavaScriptの案件は業種を問わず引き合いがあり、人事関係のHRTech、自社の音楽関係サービス、旅行情報サービスといった、多種多様なサービスでJavaScriptが使われていることがわかります。
クライアントサイドだけでなく、Node.jsを利用したサーバサイドの記述もニーズとしてあり、見やすいコードでサーバ上のプログラムを書くという案件もあります。その場合は、Node.jsが必須なので気をつけましょう。
JavaScriptは、ほぼすべてのWebサービス、Webサイトで使われています。クリックすると表示が変わる、画像が入れ替わる、そして未入力のテキストボックスの色が変わると行ったさまざまな表現に使われているので、日々インターネットを使う私たちにとって身近な存在です。
ほぼすべてのサイトで使われているため、ニーズが非常に高いのが魅力です。今後も使われる可能性が十分あるプログラム言語です。特にサーバサイドの記述ができることになったのが大きく、発展途上であることは明確です。
エミリーエンジニアでも、掲載されている案件はとても多く、案件紹介ページももっとも多くなっています。数ページに渡って、募集が展開されていますので、ぜひご覧ください。これだけでも、言語としてのパワフルさ、有用さ、そしてニーズの高さが垣間見えます。
JavaScriptエンジニア案件・求人の報酬相場
報酬の相場は月額で55万円から80万円程度となっています。フリーランスとして案件が継続すれば、年収660万円から960万円であり、会社員としてエンジニアをするよりも、報酬は高めになっています。雇用の安定性がない代わりに、自分のスキルで暮らすという意味では妥当な報酬です。
さすがに、掲載されている案件が多い代わりに、JavaScriptの実装ができるエンジニアの数も多く、需要と供給のバランスが他の言語に比べて取れているので、報酬は極端に高いというわけではありません。ただ、案件も多いので、継続して安定した収入を得ることは十分可能です。また、Angular(1.x, 2.x)、React、VueやjQueryのようなライブラリを前提にした案件も多くなっています。よって、こうした有名なフレームワーク・ライブラリを使いこなし、仕事を効率よく進めていくことも仕事を得る上で必要なことです。
いまは働き手が不足しているので、良質なエンジニアも足りていません。質の良いコードがかけて、ある程度の協調性やコミュニケーション力があり、フリーランスとしてやっていける全般的な能力があるなら、JavaScriptは十分、稼ぐチャンスがあります。
フリーランスになると、稼ぎもそうですが安定収入が欠かせませんよね。JavaScriptなら、案件が膨大にあるので、このジャンルで実績を積み重ねておくと、今後の案件獲得にも有利に運びます。やはり安定収入がないと、フリーランスは雇用保険もないため、仕事がなくなると生活が不安定になります。よって、JavaScriptはスキルのひとつとして身につけておくと身を助けてくれます。
JavaScript案件の求人情報 事例
フリーJavaScriptエンジニアに求められるスキル
では、JavaScriptで求められるスキルはどのようなものでしょうか。初心者・中級者・上級者ごとに、何が必要か確認していきます。
初級JavaScriptプログラマに必要なスキル
初心者は、ローカル環境にてブラウザを実行し、スクリプトが動くようにプログラムしてみましょう。JavaScriptをファイルでサーバ上に組み込んだり、HTMLファイルに書いたりして、実行してみることが大切です。
エラーが出ても、動くことは動くので、他のコンパイルが必要な言語よりも、初心者にとってやりやすいという側面があるのは事実です。
まずは、画像の表示を変えてみたり、HTMLコンポーネントの色を変えてみたりなど、ブラウザ上で実行できる表現を行ってみましょう。ローカルなら、エラーが大量にでても、問題はありません。
本やインターネット上のサンプルコードをみながら、ぜひJavaScriptを書いてみてください。ここで、フルスクラッチで手作業にて書いてみるのもひとつの手です。フルスクラッチでコードを書くとなると難しいと感じるかもしれませんが、覚えるためには必要なステップです。
中級JavaScriptプログラマに必要なスキル
中級者になると、自分でウェブサイトを構築してみます。実際にレンタルサーバーを借りて、簡単なHTMLを書き、CSSも準備して、JavaScriptで表現力豊かなウェブサイトを作りましょう。
ただし、サーバ上にパスワードを保管するとか、重要な顧客の情報を取り扱うのはまだ早いかもしれません。セキュリティ上のリスクが生まれるようなコンテンツは作らず、あくまで、表現力を重視して、既存のサイトにあるような、さまざまなウェブサイトの動的表現にチャレンジしてみましょう。
ここで注意点があって、サンプルコードをそのまま転写したあとは、自分自身でリファレンスをみながら、納得の上で書いていくことが大切です。まるまるネット上のコードをコピペし、最短で結果をつないでいては、仕様を満たすことはできるかもしれませんが、いつまでもソフトウェア工学の本質は身につきません。
上級JavaScriptプログラマに必要なスキル
上級者になったら、Node.jsでサーバサイドプログラミングにチャレンジしてみましょう。そして実際に何かウェブサービスを作ってみて、ソースコードを公開するのもいいかもしれません。
JavaScriptはクライアントサイドを動かす簡易なプログラムでしたが、Node.jsによってより本格派のプログラム言語へと進化しました。フロント部分を作った後は、サーバサイドもつくってぜひともパワフルなウェブサイトを公開し、多くの人にサービスを提供してみてください。
他にも、.js系のフレームワークやライブラリは数多くあるので、それらを利用して、どんどん豊かな表現力を身につけていきましょう。上級者になったら、実践的なコードが求められますので、現場でよく使われているVue、 jQuery、Reactなども使いこなすと、より引き合いが多くなります。
JavaScriptフリーエンジニアの将来性
では、JavaScriptの将来性はどうなのでしょうか。
今はウェブといえば、ブラウザでアクセスするものです。これはまだまだ一般的なものなので、ブラウザがなくなることは当分ないものと思われます。
アプリ全盛の時代になっても、ユーザがアプリに四六時中張り付いているわけではなく、多くの時間がブラウザ上で過ごされています。HTMLやCSSそしてJavaScriptがなくなることはないでしょう。
ただし、ブラウザ上の表現をよりパワフルにする他の言語は出てくるかもしれません。しかし、もしかしたら他の言語が登場し、JavaScriptはすたれてしまう可能性は十分あります。技術はコツコツ積み重ねられて新言語が登場するので、その場合はJavaScriptと互換性のあるプログラミング言語であることは間違いないと考えられます。なぜなら、互換性がないと古いサイトが軒並み動かなくなってしまうからです。
よって、新言語に入れ替わったとしても、いまJavaScriptを極めておけば、特に問題なく移行できるでしょう。その点において、JavaScriptはいい意味で「枯れた」言語なのではないでしょうか。将来性も十分ありますので、覚えて使いこなせるようになって損のない言語となります。ニーズも高く、今後も減ることのない分野なので、フロントエンドの開発はおすすめです。
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