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PHP案件の相場は?需要の高い案件や必要スキルを紹介

PHPは、近年非常に需要のあるプログラミング言語のひとつです。PHPの習得や実務経験を積むことで高単価の案件も獲得できるため、フリーランスを目指すエンジニアにとてもおすすめです。

2013年の時点で、PHPで構築されたWebサイトは全世界の約40%のシェアを占めており、ソーシャルゲームなどのアプリも年々増え続けているため、今後も需要が増え続けていくことが予想できます。

フリーランスエンジニアが案件を探すにあたって、非常に気になるポイントは相場ではないでしょうか。PHPエンジニアの場合、実務経験以外にも扱える言語やフレームワークによって単価は上下します。

この記事では一般的なPHP案件の相場や、需要が高い案件の種類を紹介、高単価案件を獲得するために押さえておきたいスキルについて解説していきます。

一般的なPHP案件の相場について

求人サイトやフリーランス専門の案件紹介サービスを確認してみると、PHP案件の単価は月額40万円〜120万円ほどです。もちろんエンジニアの実務経験や募集する企業、実務経験によって単価は大きく変わります。

その中でも、最も案件数が多く、相場の目安となる案件単価が50万円〜70万円です。年収で考えると、PHPフリーランスで平均600万円〜840万円が見込めるという計算です。中には月額30万円のような案件もありますが、非常に稀なケースです。基本的には安くても月額40万円以上で、80万円を超える高単価案件も決して少なくありません。

PHPを扱う会社員の年収が550万円前後と言われているので、それ以上の年収をフリーランスで目指すことも可能です。もちろん本人の技術次第ではありますが、30代で大手企業に務めるエンジニアの年収を超えることも夢ではないでしょう。

PHPの案件相場が高いのは需要が大きく関係している

業界はウェブサイトやゲームが多く、業務系アプリやモバイルコンテンツは少ない傾向にあります。中でもウェブサイト制作は最も需要が多い傾向にあります。他に需要が高い案件が、PCやスマホのアプリ制作が挙げられます。

特に一般的なスマホユーザーが使用するゲームアプリなどのPHP開発は非常に高い需要があります。エンタメ系のアプリや、ソーシャルゲームの開発案件も人気です。

また企業向けウェブシステムの開発をする案件も募集があります。その企業が抱える顧客データや売上データなどを収集したり分析したりするためのシステムを開発する案件です。

他にも、ウェブサイトの制作に関しては、一般ユーザーがスマホやPCで閲覧するサイトの制作が多くを占めます。企業のホームページの他、自社商品を販売するランディングページ、他社の商品やサービスなどを販売するECサイトなどの案件があります。また、飲食店や旅館などのサービス業が運営するウェブサイトや、予約システムの開発案件も存在します。

PHP案件の相場や需要が高い企業・市場と働き方について

PHP案件の市場の中でも需要が高いのが、サーバー側プログラミング言語。2016年の時点で81.7%となっており、そのニーズの高さがうかがえます。

実際の募集案件を見渡してみても、圧倒的に案件数を占めるのがサーバーサイドエンジニア。人気の高さだけでなく、報酬相場も他の分野より上にあります。その次に求められているのがフロントエンドエンジニア。次いでLAMP系エンジニアの順となります。

案件数のパーセンテージとしては低くなりますが、ゲームエンジニアやネイティブアプリエンジニアの募集も少なからずあり、幅広い業界からニーズがあることがわかります。

PHPの相場が高い案件の特徴と働き方

PHP案件自体は非常に件数が多いものの、在宅案件はほとんどありません。大多数は週3日〜週5日の企業での常駐案件です。ただし一部の小規模案件であれば在宅業務の案件が出ることもあるので、在宅にこだわる場合は、根気強く探すことで巡り会える可能性はゼロではないでしょう。特に、WordPressで作れるウェブサイトやキュレーションメディアのような、比較的開発のハードルが低いものに関しては自宅や自分のオフィスで業務している人も少なくありません。

常駐案件も、基本的には週5日のものが多いです。とは言え、最近では週3日勤務の常駐案件も存在します。フリーランスのエンジニアとして活動するからには自由に動ける時間を確保したいと考えている人も多いかと思われます。そういった人は週3日前後の常駐案件に絞って探してみるのがおすすめ。ただし、当然ながら年収の面では週5日の常駐案件のほうが高くなります。

週3日前後の案件を狙う場合、実務経験の高さが問われる場合が多いです。少なくとも実務経験が3年以上あれば、案件を獲得できる可能性も上がります。

フリーランスのPHPエンジニアが相場より高い単価で案件獲得するには?

フリーランスのPHPエンジニアが高単価の案件を獲得するには、やはり保有するスキルや実務経験などが必須になってきます。

実務経験で単価相場が大きく変わる

プログラミングスクール卒業したばかりの人など、実務経験が全くない人は高単価案件で採用される可能性は極めて低く、そもそも募集資格の段階で応募できないことも少なくありません。求人があったとしても、月額20万円〜25万円前後と相場をかなり下回ります。

PHPの実務経験を半年ほど積めば、単価の相場は30万前後へと上がります。さらに、1年の実務経験で30万円〜40万円に、2年の実務経験で40万円〜50万円にといったように、経験年数に比例して単価も上昇していきます。実務経験が3年以上になると単価も50万円を下回ることがなくなり、5年以上実務経験を積めば年収1,000万円以上が夢ではなくなります。

相場より高い案件報酬を獲得するにはスキルを身に付けることも大切

PHP案件の中には、フレームワークを指定した仕事も多いです。そういった案件の中でおよそ半数を占めるのが、Web用フレームワークのCakePHPです。その他にも、デバッグ関係の機能が豊富なSymfonyや、Laravel、ZendFrameworkなどのフレームワークも需要があります。

他にも、WordPressのようなCMSを利用したウェブサービスも非常に人気が高いため、このあたりの知識も需要が高いです。

また、他の言語を取得していることで人材としての希少価値を高めることができます。PHPの募集案件には、実務経験の年数の他に扱える言語が採用条件として記載されていることも珍しくありません。

Javaをはじめとする複数言語の習得も、高単価案件を獲得するためには必要なことです。また、近年需要の高いRubyも習得していると単価交渉を有利に進めることができます。

PHPエンジニアは、常にある程度の需要があります。そのため、実務経験を積めば積むほど高単価案件を獲得でき、年収のアップも見込めます。

今回お話したように単価相場の目安は50万円〜70万円ですが、コツコツと実績を積めば年収1,000万円以上の高収入を十分に目指すことができるでしょう。

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