現在、企業エンジニアとしてRuby開発に携わっている人の中には、今後フリーランスとして活動していきたいと目標を持っている人もいるでしょう。
フリーランスエンジニアになることによって自分の能力も最大限に活用できますし、様々な仕事に触れることができます。また、高単価の案件を狙って今より収入を上げることもできるでしょう。
ただ、企業のエンジニアとして働く訳ではないので「安定した収入が得られない」かもしれないという不安もあると思います。
そこで、今回はフリーランスを目指しているRubyエンジニアが案件を獲得する前に知っておきたいポイントについて解説していきます。
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Ruby案件には、どんな仕事があるか?
Ruby案件はデバッグや改修の仕事が多いです。これらの仕事は好条件で稼げる案件も多いのですが、クライアントによっては明確な仕様が定まっておらず、時間のかかる作業になってしまうことがあります。案件を受注する際には、自分に合った仕事なのかどうかを十分に検討しなくてはいけません。
ですが、プログラミング関連の仕事は継続でもらえることも多いです。仕事を発注する側もせっかく見つけた良いエンジニアを手放したくないと考えるのは当然です。
継続で仕事がもらえるようになったら、その後はスムーズに仕事ができますし、収入も安定してきます。そのため、Rubyエンジニアとして働く際にはこうした継続できる案件を優先して探してみるようにすると良いでしょう。
継続案件であれば「継続の可能性あり」と仕事詳細に記載されていることがありますし、IT企業からもらえるような仕事は継続案件が多いです。継続の仕事であれば単価アップをクライアントに交渉してみることで収入を上げることができるかもしれません。
Ruby案件の仕事をする際は、アプリケーション開発案件でもRubyだけできれば良いという訳ではありません。他のプログラミング言語を要求されることもありますから、Ruby以外にもJavaなどの多様なプログラミング言語を身に付けることがポイントです。時期によってはあまり仕事がないこともありますが、他の業界でメジャーなプログラミング言語を身に付けておけばこうした時期であっても収入が安定しやすくなってきます。
Ruby案件の必要な開発環境
Ruby言語の開発環境はいくつも用意されています。
その中でも有名な開発環境にeclipseが挙げられます。どのような開発環境を用いて開発するかは基本的には自分で選べます。自分が慣れている開発環境を構築して仕事の効率性を高めましょう。
ただし、クライアントから開発環境を指定されることもあるので、一つの開発環境に留まらず様々な開発環境について理解することが大切です。
また、基本的なフレームワークの知識も深めるようにしましょう。
ruby on railsなどのサービスを利用すれば多様なライブラリなどが使えるようになります。
開発環境構築とともに仕事場作りも重要になります。例えば、仕事中に邪魔されないよう仕事に専念できる部屋を作ることが大切です。
ライブラリなどの説明書も手に届くところにおいておきましょう。加えて、仕事に用いるパソコンは情報漏出を防ぐためにも万全にセキュリティ対策を施す必要性があります。こうした準備がしっかりできていればそれだけ仕事の効率性も大きく上がってきます。他のプログラマーに差をつけるためには一分一秒の時間が惜しくなることもありますから、仕事をもらう前にできることはしておくと良いでしょう。
Rubyエンジニアがフリーランスとして案件を獲得するために身に付けたいスキル
Rubyの仕事をするうえでどのようなスキルが必要になるか気になる方も多いと思います。
これは意見が分かれますが、企業でRubyを用いて働くのとはまた違ったスキルが求められてくることは確かです。
ここでは、Rubyエンジニアとしてフリーランスで活動するために身に付けたいスキルとして、
- 複数のプログラミング言語の習得
- プレゼン力
- 人脈
についてお話していきます。
複数のプログラミング言語の習得
フリーランスとして働くならばRubyだけでなくPythonやJava、phpなどの他のプログラミング言語の技術・経験を深めるようにしましょう。
他のプログラミング言語や知識を深めることで、自分だけで問題解決もしやすくなるだけでなく、仕事の幅も格段に広がってきます。さらにライブラリに詳しくなる、開発環境に慣れるといったことは基本的なことですが、Rubyの仕事を効率的に進めるためにも自分の得意分野を見つけるようにしましょう。
得意なプログラミング領域を突き詰めることで他のフリーランスエンジニアに差をつけることもできるようになります。例えば、「自分はクラウド化に強い」「Web関連の仕事ならば得意」といったように自分の強みを見つければ仕事も選びやすくなるでしょう。
プレゼン力
プレゼン力もフリーランスとして成功するためには必要です。プレゼン力があればクライアントを説得しやすくなりますし、評判も上がりやすくなります。プレゼン力を高めるためにも仕事の提案の仕方を工夫してみたり、自分のホームページなどでそれまでの実績を公開してみたりするのも良いでしょう。
フリーランスは評判がかなり大事になりますが、評判を高めるためにも、こうしたことは役立ってきます。
人脈
フリーランスも人脈はある程度必要です。例えば、クライアント関連の人脈があれば仕事をもらうのにも苦労しません。他に、フリーランス仲間を作ることによって最新事情も知りやすくもなってきます。
上記で述べたことは一例ですが、Rubyエンジニアがフリーランスとして案件を獲得するために様々スキルを身に付けることが大切です。
ただ、全てのエンジニアが、プログラミングの知識や技術以外にプレゼン力や人脈など身に付いている訳ではありません。
そのため、フリーランスとして活動を目指していて、案件の獲得に困るようなことがありましたら、フリーランス専門の案件紹介サービスなどを活用して案件獲得を目指しましょう。