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Rubyエンジニアの転職事情はどうなの?

Rubyはプログラミング言語の人気ランキング上位に選ばれる人気言語です。最近では、未経験者向けのRubyプログラミングスクールなども多数あり、今後もRubyエンジニアが多く輩出されることが予想されます。今回は、Rubyエンジニアの転職事情について、お伝えしていきます。

Rubyの特徴とは

Rubyという開発言語は日本人であるまつもとゆきひろ氏によって1993年に作られた言語です。日本人がつくったものであるため、日本語で書かれたドキュメントや事例が豊富にあります。また、まるで英文を書いているように、直感的に書くことができるシンプルな文法でコードが書きやすいので、我々日本人にとって使いやすいという点が特徴です。

使用されているサイトとしてわかりやすいのはレシピサイト「COOKPAD(クックパッド)」が一番にあがるかと思います。掲載レシピ数は120万品以上、月間ユニークユーザー1,500万人以上、月間PV5億の超巨大サイトである同サイトはRuby on Railsで構築されており、世界でも屈指のRuby on Railsが使われている巨大Webサイトと言えるでしょう。他にも、ニュースサイトのGunosyにも使われていたり、プログラマがよく使うプラットフォームであるGitHubにも利用され、活用されています。

RubyにはRuby on Railsというフレームワークがあり、格段に作業効率を上げることが可能になっています。Ruby on Railsには2つの設計哲学があるといわれています。

繰り返しを避けよ(Don’t Repeat Yourself)

ひとつめは、「DRY原則」と呼ばれる「繰り返しを避けよ(Don’t Repeat Yourself)」、同じことをソースコードや設定ファイルの中で繰り返す無駄や、仕様変更やバグフィックスを行う際に一部だけ変更し忘れるといった可能性をできるだけ排除することです。これを意識することで、効率よく品質の良いアプリケーションの作成ができます。

設定より規約(Convention over Configuration)

ふたつめは、「CoC原則」といわれる「設定より規約(Convention over Configuration)」です。「規約」とは言い換えると「デフォルトの設定」であり、あらかじめ用意された規約に則ってアプリ開発を行うことで、記述の量を大きく減らすことが可能になります。決まりきった手順に従うことで、余計な「設定の記述」の必要がなくなり、プログラマはコードに集中することができるのです。

これらの特徴により、他の言語よりもコード自体の行数が少なくて済むため、可読性が高く、チームでの開発や、開発引き継ぎなどの点での有用性も高く、開発効率が格段に上がり、また開発コストも下がったことで広く使われるようになりました。

Rubyエンジニアの転職事情は?

Rubyは、Ruby on Railsを使った仕事が大半を占めます。というよりは、ほぼ確実にRuby on Railsを使用します。前述の通り、チーム開発や開発引き継ぎ等が簡単で、近年はWEBアプリケーション、スタートアップ等の業界、特にベンチャー企業で人気があるといえるでしょう。この、フレームワークであるRuby on Railsが流行ったことにより、Rubyという言語自体が広まり、多くのウェブサイトに使われるようになりました。

Rubyが使用される頻度は高いものの、前述の通り、Rubyの利用ではRuby on Railsを使用する案件が多く、そしてベンチャー企業での活用が多くなる傾向にあります。資金も少なく、多くの人を雇うような余力や社内の作業スペースも乏しいスタートアップ企業であるがゆえに時間的、資金的に手軽にサイトを作ることができるフレームワークが低くなるため、もともとの単価は低くなりがちになります。

そのため、Ruby on Railsの実務経験がどの程度あるかによって単価の高い案件があるか否かといったことにつながっていきます。つまり、Rubyの経験を積む、またはRubyで高い収入を目指すためにはRuby on Railsの経験値アップが必要不可欠になってきます。

また、この手の求人で問題になってくることに、地域差というものがあります。地方の人々が言うに、「Ruby求人は首都圏に集中している」という点が上げられます。事業自体の母数が首都圏には集中しているので、当たり前といえばそうなのですが、この地域差を考えて転職しなければなりません。

例えば、地方に住む人が「プログラミングは場所を選ばないから」といった理由で転職を決めてしまうと、案件は都市部や首都圏に集中しているため、苦労してしまうことになります。もちろん、地方でも案件がないわけではありませんが、絶対数が少ないことには注意が必要です。

Rubyでフリーランスに転職する!という選択も

Rubyは様々な新しいサービスに導入されるケースも多く、今後もこれをベースにしたウェブサービスが誕生していくと思われるため、Rubyエンジニアへの需要も大きいと言えるでしょう。さらに、前述の通り地方で会社員エンジニアとして就職することは難しいでしょう。また、現在稼働している人気ウェブサービスもRubyで開発されているものが多数あるため、保守などを含めたメンテナンス、開発の引き継いで進める等で需要もあります。

こういったところから、Rubyエンジニアとして転職を考えるとき、フリーランスを検討する人も増えています。

もちろん、プログラミング完全初心者でフリーランスの仕事があるかといえば、そういうわけではありません。しかし、Rubyの経験という点でいえば単価の相場は実務経験半年から1年未満のロースキル帯で40万~50万、1年から3年程度のミドルスキル帯で50万~65万、それ以上のハイレベル帯ではそれ以上の相場になってきます。言語構造としてはJavaやC言語と近く、かつシンプルな文法なのでとっつきやすい、といった特徴があるので、会社員エンジニアからフリーランス転向を機にRubyを導入するという運用も可能です。

また、これはRubyに限ったことではありませんが、フリーランスにはオフィス等に勤め、開発や保守を行う常駐案件と、自宅などの自分が好きな場所で作業等を行うことができる非常駐、すなわちリモートワークスタイルといった二種類の働き方がメインになってきます。リモートワークだと出勤することなく仕事ができるため、好きな時間に食事や家事などの好きなこともできますし、仕事の時間も好きに設定できる場合も少なくありません。もちろん、このような働き方を組み合わせた働き方も選べるので、「フリー≒自由」と言っても過言ではないでしょう。リモートワークスタイルにはデメリットもあります。家から出る機会が減るので、仕事以外での出会いが減ったり、運動不足に陥ったり、時間等の自己管理ができない人だと、仕事だけでなく、私生活までもが破綻しかねないので、フリーランスになろうとする場合はそういった点も踏まえ、しっかりとした自己管理能力が必要になります。

フリーランスエンジニア専門の転職サイトを活用しよう

フリーランスになった場合、最初は知り合いや人づて、いわゆるコネクションでの採用が多くなると思われます。しかし、そういった仕事には限界があったり、またRuby言語が未経験だからなかなか仕事(=案件)が見つからないということあったり、などといった理由から自分にあった仕事とのマッチングが難しいこともあります。

そういったときに力になってくれるのが、フリーランスエンジニア専門の転職サイト(案件紹介エージェント)の存在です。上でも書いたように、Rubyの市場は決して狭くはありません。だからこそ、より多くの案件から自分にあった案件を選ぶことが重要になります。そういった場合に必要になってくるのが案件・仕事の営業や獲得をサポートするフリーランス専門の転職エージェントの存在です。

エージェント会社では、「企業側の営業担当」、「フリーランス側のキャリアコンサルタント担当」、「参画後のアフターフォロー担当」といった感じに分業が成されている事が多いのです。中には、各フリーランスエンジニアに専任の担当者がそれらを一貫して行い、一気通貫でのサポート体制が整っているエージェント会社もあります。エンジニアのことを良く把握した専属の担当が、企業への営業やアフターフォローも兼任するため、紹介のミスマッチが起こることも少なく、案件の紹介から終了までサポートしてくれるため、安心です。はじめてフリーランスになる方は、一気通貫のフォロー体制を敷いている転職エージェントがお薦めです。

Rubyフリーランスの転職に強いエミリーエンジニアとは

エミリーエンジニアは、1人ひとりのエンジニアに専任の担当者が付き、一気通貫でフォローする密着型サポート体制のため、はじめてフリーランスになる方、フリーランスに不安を感じている方、一人ですべてやるのは「手間だ」と感じている方などに、お薦めのフリーランス専門の転職エージェント(案件紹介)会社です。

エミリーエンジニアで紹介している案件にはベンチャー企業も多く、Rubyを使って仕事をしたいと思っている人にはピッタリ合っていると言えます。さらに、案件も首都圏、特に東京都での案件が多いため、フリーランスとしてRubyを使って仕事を行う上で有用なサービスであると言えます。また、エミリーエンジニアでは案件を直請けすることに重点を置き、下請けの下請けとなっていくうちに単価が下がってしまうといった心配が少なく、エンジニアが高い単価で案件を受けられるようにしている、という特色があります。また、直請けの案件ではよりユーザーに近いことも大きな魅力です。

Rubyエンジニアとして転職を検討する中で、フリーランスに少しでも興味を持った方は、まずはエミリーエンジニアにご相談ください。

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