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在宅でも稼げる?!フリーランスエンジニアの働き方について

エンジニアは他の職種と違って契約の形態や働き方の選択肢が多いです。契約の形態に関しては、特定の企業に属さずにフリーランスとして独立する選択ができるのは魅力の1つです。フリーランスエンジニア専門の案件紹介エージェント会社が登場してきたことにより、フリーランスエンジニアとして独立した方でも、自らが営業をせずに案件を受注することができる時代になっていることも大きな要因です。 

「フリーランスとして個人で仕事を受ける」と聞くと、自宅やカフェで仕事をしている姿を思い浮かべる人も多くいると思います。そこで、実際にフリーランスエンジニアとして仕事をする場合どんな働き方の選択肢があるのか、在宅で仕事をする際にはどういった形で仕事を受けることができるのか、という観点でお伝えします。 

フリーランスで活動するエンジニアの契約スタイル 

フリーランスのエンジニアとして案件を受ける際には、大きく分けて2つの契約のスタイルあります。 

  • クライアント先で常駐する受委任契約 
  • 開発を請け負って在宅で作業する請負契約

クライアント先で作業する常駐契約 

フリーランスを目指すきっかけとして、在宅で仕事をするノマドワーカーに憧れている方も多いと思います。しかし、日本でフリーランスエンジニアとして活躍している多くの方は常駐型案件に参画し準委任契約で仕事をしています。一般的な週5日稼働の案件を例に挙げると、月当たり140~180時間程度を目安に稼働時間が設定され、クライアント先に常駐する形になります。 

<常駐型のメリット> 

  • 案件数が豊富で自分の希望に合わせて選べる 
  • 大型の案件にも関わることができる
  • 運用/保守を専門にやってきたエンジニアでもできる
  • 3か月以上の長期スパンで仕事を安定的に受けることができる   

<常駐型のデメリット> 

  • 時間の自由が利きにくい 
  • 職場に行かないといけない 
  • 複数の案件を同時に受けることが難しい

常駐案件は、安定的に高単価の案件に参画できるところが魅力です。また、案件の種類と数が多いため、ある程度経験を積んでいるエンジニアであれば「案件が見つからない」ということはないでしょう。その一方で、働く時間や場所について一定範囲で自由が利かない点などデメリットもあります。案件によっては、社内からインターネットへのアクセスを制限している現場もあり、セキュリティの都合上仕事のやり方にも大きな制限がかかる可能性もあります。 

在宅作業が可能な請負契約 

 請負で在宅作業ができるエンジニアは限られており、Webサイト構築やアプリ開発のスキルを求める案件が比較的多いです。在宅で案件を受ける場合には、常駐型とは違ったメリット/デメリットがあります。 

<非常駐型のメリット> 

  • 時間の自由が利く 
  • 人間関係の負荷がない
  • 好きな場所で仕事ができる 
  • セキュリティの制限が軽い  

<非常駐型のデメリット> 

  • 案件数が少ない 
  • 特定のスキルが必要
  • 常駐型と比較して単価が安い
  • 1つの案件をこなすごとに再度案件の受注が必要  

在宅案件の場合には、なんといっても時間と場所の自由が利くという大きなメリットがあります。個人での作業になる場合がほとんどのため、人間関係の負荷がかからない点も魅力的です。その反面、常駐型よりも低単価でスキル的にそれほど難しくない案件が多いため、「スキルや経験を積みたい」「しっかり稼ぎたい」エンジニアにはあまりおすすめできません。 

インタビュー 遠藤さん
遠藤さん(44歳)
メインスキル JAVA、PL/SQL、AWS など
フリーランス歴 5年目

利用者の声
自分の希望に合った案件に参画することができ、会社員時代に比べると自由が利き働きやすくなりました

エージェント経由以外にも、知人経由で案件を受けたり、クライアント企業から直接請負契約で案件をいただいたり等、一通りは経験しました。クライアント企業から直接受けた案件は、リモート作業だったので自宅などで対応したのですが、勉強する暇もないぐらい働いていました。ただ、請負契約だったので納品できるまで報酬をいただくことができず、収入がないので生活は非常に大変でした(苦笑)。 
その後、エージェント経由の常駐案件に戻り「こっちの方がいいな」と思いました(笑)。

フリーランスは会社に縛られないので、会社員時代に比べると自由が利き働きやすくなりましたね。収入が増えたのも大きいです。額面で比較すると2倍ぐらいになりました。

インタビューの続きはこちら

フリーランスエンジニア在宅の働き方 

続けて、在宅で仕事をしているエンジニアの働き方に焦点を当ててお話をしていきます。契約スタイルの内容でも触れましたが、まず在宅で案件を受ける際は大前提としてアプリ開発やwebサイト制作が多いです。そのため、運用/保守の案件を在宅でやるようなケースはほとんどありません。最近では、案件の種類も増えてきていますが、個人で請け負って在宅で作業をする場合には、常駐での働き方とは違う能力が必要となります。 

一人で課題を解決できる高いスキル 

在宅の開発案件を受ける場合には、基本的に1人で成果物を作り上げていくことが求められます。常駐型であれば、わからない点やスキルが不足している点に関して、一緒に働くメンバーから知識を貸してもらうことも可能です。ただ、これが1人で案件を受けるとなるとそうはいきません。作業を進めていく中で、出てきた課題を自分だけで解決していく能力が求められます。そのためには、やはり高い技術力と豊富な経験を持っていることが必要になってきます。また、継続して案件を取っていくためにも自分で新しい技術を勉強していく能力も求められます。IT業界は情報の移り変わりが本当に早いです。請負案件の場合にはスパンが短く設定されているケースが多いため、将来の案件獲得に向けて自ら勉強していくことが必要になります。 

作業を計画的に進めるための自己管理能力 

ずっと常駐型や会社員として勤めてきた方が、初めて在宅で作業をする際に戸惑うことが時間管理です。在宅作業は制限がない分、自ら時間を管理して計画的に仕事を進めていく能力が必要になります。案件は無事に獲得できたにも関わらず、自分で時間を管理する能力が不足していたことから、納期までに十分なクオリティの成果物を出せなかったという例もあります。自分で自由に時間を設定して、作業を進めていく「自己管理能力」が求められる働き方であることは認識しておきましょう。 

クライアントからの要件ヒアリング能力 

開発案件をエンジニアが受ける際に重要なことが、クライアントがどういった要件を求めているかを明確にすることです。これに関しては常駐型も一緒ですが、もしクライアントが思い描いているものから大きく逸れている成果物を作ってしまった場合、請負で在宅作業をしている方が問題は深刻になります。請負契約の場合、成果物に対して報酬が決まるケースが多いため、一度作った成果物を修正する時間はただのロスになってしまいます。そのような無駄な作業時間が生じることを避けるためにも、あらかじめクライアントが思い描いている要件をしっかりとヒアリングする能力が求められてきます。 

フリーランスエンジニアが在宅案件を見つける方法 

フリーランスのエンジニアとして働く上で、在宅で取り組める案件を探す方法は大きく分けて3種類あります。メリット/デメリットを考えながらどの選択肢を取るべきか考えてみてください。 

  1. クラウドソーシングサービスを利用する 
  2. リモート副業案件専門の紹介サービスを利用する
  3. エージェント経由で案件を紹介してもらう

クラウドソーシングを利用する 

クラウドワークスランサーズといった、インターネットを利用して案件を受発注するサービスを使う方法です。人脈や営業力を持っていない方でも、案件を探して受けることができます。 

クラウドソーシングと聞くと、仕事を求めているライターに対して安い単価で発注されているケースをよく目にしますが、エンジニア案件の場合には、簡単に開発できるものに対して高い単価が設定されているケースがあります。ITに関する知識が豊かではない方が、発注者として値付けをしていることがあるからです。そのため、ITスキルを持ってクラウドソーシングを利用することは有効です。また、ロースキルでも取り組める案件もあるため、スキルに十分な自信がない方でも案件を受けられます。ただデメリットとしては、案件が単発になってしまうために1つの案件を終える度に再度案件を取り直さなければいけません。毎月副業で収入を少しでも増やしたい方や、まだまだ持っているスキルに自信がない方にはちょうどいい探した方だと思います。 

副業リモート案件専門のサービスを利用する 

リモートワークで取り組める副業案件のみを扱っているCODEALなどを利用するのも良いでしょう。ただし、あくまでも本業とは別に、合間の時間を使って取り組める案件だけを出しているため副業として取り組む場合のみとなります。メリットとしては、一般的なクラウドソーシングサービスよりも案件の単価が少し高めに設定されています。デメリットとしてはクラウドソーシングと同様に、単発で取り組む案件がほとんどであるため、稼ぎ続けるには案件を探し続ける必要があります。 

エージェント経由で案件を紹介してもらう 

フリーランスに案件を紹介しているエージェントを利用することで、自分が希望する案件に営業活動を行うことなく参画することができます。ただ、発注元が企業になることから在宅型よりも常駐型の案件の方が圧倒的に多いです。企業からみると、現場でしっかりとコミュニケーションを取りながら取り組んでもらえる方が、信頼でき開発もスムーズに進むと考えるからです。しかし、信頼関係を築いた後であれば、常駐型から在宅でのリモート勤務に働き方を変更できるケースもあります。そこでエージェント経由で案件を探す場合には、まず常駐型で契約を受けて仕事をこなしてクライアントからの信頼を勝ち取りましょう。その後、リモートで在宅作業が可能か交渉してみましょう。案件によっては、リモートでの働き方にシフトできるものもあります。 

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気になるフリーランスエンジニア案件の報酬面 

報酬面に関しては、どういった言語を扱うのか、クライアントがどんな条件を出しているか、によってマチマチです。例として、CODEALエージェント経由の案件を比較してみると下記の表のようになります。 

  • CODEAL・・・40時間稼働で10万円程度 
  • エージェント経由・・・160時間で50~70万円以上

金額は全てこの通りではありませんが、やはり金額としてはエージェント経由での案件の方が高く設定されています。これを考えると、自分が一番に求めていることは何なのかを明確にして案件の受け方を決めるべきです。自由な時間を重視して、絶対に在宅での仕事しかやらないのであればCODEALのようなサービスを利用して案件を探していくのが良いでしょう。将来的に高単価でリモートワークするために、現状では常駐してもよいと考えるのであれば、エージェント経由で案件を探してスキル・経験・高報酬を得ることを優先する方が良いでしょう。 

フリーランスとなれば、働き方や参画する案件、今後学んでいく技術など選択肢が正社員よりも圧倒的に多いです。そこで大事にするべきなのが、自分がどういった未来のビジョンを持っているかです。在宅で働いていくビジョンを持っている方には、今回の記事を参考にしていただき、今後どんなキャリアを積んでいくかを考えていただければと思います。 

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