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Javaの現状の業界について解説

Javaはこれまで無償で利用することができ世界中で使われてきたプログラム言語です。

大規模なシステム開発から小規模なAndroid用アプリの開発まで様々な案件で使われていました。ただ、2018年9月にリリース予定のOracle Java 11からは有料化することが決まり、Oracle Java 11は3年間の長期有料サポートバージョンとしてリリースされることになり、今後使うためにはコストが発生します。

また、Open JDKという無償のJavaを使用するという選択肢もありますが、セキュリティパッチの更新には不安がつきまといます。

仕事を行う上でセキュリティの問題は重視されるべき要素なので有料版を使う企業も今後増えてくると予想されます。

このように、Javaの需要や状況は変わりつつあります。そのためJavaを扱うエンジニアにとっては、今後の業界や市場の流れが変化するのではないかと、考えられている人もいるでしょう。

Javaが求められる業界・企業の特徴

Javaは様々なことに使うことができる言語です。

サーバーサイドからクライアントサイドのものまで手がけることが可能で、主にシステム開発やWeb業界で使われています。

Javaには強力なガベージコレクタというメモリ管理を自動で行ってくれる機能が存在するため、多少荒いプログラムでも問題なく実行できるという特徴があります。

厳密なメモリ管理を求められるCやC++といった言語よりも扱いが容易なためエンジニアの数も多く、そのためJavaを扱う企業も案件の数も多いといった状況です。

また、Javaは実行環境を考えずに済む仕組みをそなえているためやはり広範な領域に対応することができるというのは強みといえます。Javaは直接実行されるわけではなく、JVMという仮想マシン上で実行されるためOSの種類を問いません。そのためWindows、Mac、Linux問わず使うことができるため、案件も広範囲をカバーしています。

このことから、Javaの市場は現状、幅広い業界から重要があります。

Javaが求められる業界と今後の動向について

上記で述べた通り、Javaはシステム開発やWeb業界で用いられていますが、現在はAndroid用アプリの開発にも使われ、ゲームなどの制作をすることができます。これは、スマートフォンのシェアが急激に普及したことが影響していています。

このように、Javaは多くのシーンで開発に使われています。

ただこれまで、IT業界において強い立場を維持してきたJavaですがOracle Javaの有料化に伴いその立場は変化するかもしれません。

まずAndroidにはJavaの代わりにKotlinが採用されるようになり、お金を支払いたくないと考える企業は別の無料で使える言語を採用するかどうか検討するようになるはずです。

2018年から2019年はJavaにとって分岐点となる可能性があります。

今後Javaのフリーランスエンジニアとして業界で活躍するためには

Javaを扱う業界や市場はとても幅広いです。フリーランスで活躍していくには自分の強みを理解して、さらに自分のスキルや技術を磨き向上することが大切です。

フリーランスエンジニアはフリーランス専門の案件紹介サービスなどを利用して案件を獲得することができますが、応募要項を随時チェックすると必要なスキルなどが分かります。

募集されている条件を見てみると開発経験は2年以上もしくは、3年以上のところが多く見られます。このことから、Java開発の実務経験があるエンジニアは、積極的に案件を応募することができるでしょう。

またプログラミング言語としてJavaに将来性があるかというと、これまでとは違った形で需要が生まれるかもしれません。これは、冒頭で述べた通り、Javaの有料化に伴い他のプログラミング言語を用いて開発を行う企業が出てくることが予想されるからです。そのため、市場に合せてエンジニアは他のプログラミング言語を身につけることも考えましょう。

しかし、すべての企業がJavaを使わないかというと、そうではありません。

例えば大規模なシステムをJavaで開発しているところは有料化も受け入れるでしょう。新規案件は減少するかもしれませんが、保守や修正といった作業はこれからも必要になるため需要は依然として存在し、しっかりお金を払ってサポートを受けながらJavaを利用していく企業もあるはずです。

そのため、今後Javaのエンジニアとして活動をするために習得すべき必要な知識は、最新のJavaの機能を理解し、扱えることです。Javaエンジニアとしての価値を高めるためにもその勉強は怠ってはいけません。

現状のJavaの業界から見える求人市場

Javaが有料化するからといって急激に案件が減少するわけではありません。しばらくは豊富な案件を見つけることができるでしょう。

具体的には銀行向けのシステム開発やスマートフォンアプリの開発、ポータルサイトの開発や各種管理システムの開発などです。

単価としては月あたり60万円から90万円と幅広く、当然ながら案件によって異なります。

中には40万円台の案件もあるためやはり一概にはいえませんが、概ね60万円から90万円と考えておいて良い状況です。

業界が求めている人材はその道のプロフェッショナルであり十分に経験を積んだ人物です。

いわば現在抱えている問題を解決してくれる優れたエンジニアを募集しています。

そのため実績を積めば積むほど案件に採用してもらえる可能性は高まるといえるでしょう。

逆に実績がない場合は少し難しい状況になるかもしれません。

契約期間については通常3ヶ月更新が一般的となります。

また状況によっては契約更新も可能で、期間が長い案件の場合は3ヶ月ごとに更新していくことになります。

また、Javaの案件獲得はフリーランス専門の案件紹介サービスを活用することも検討しましょう。案件紹介サービスを利用することで、様々な業界の駐在案件に参画することができ、市場に合せながら安定的に働くことができます。

今回解説したようにJavaの様々な案件があります。フリーランスとして活動していくには、その中で、自分が活躍できる職場を見つけることが何より大事なことです。得意な領域を掘り下げて自分を求めている案件を探していきましょう。

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