CAREER
公開日:

フリーエンジニアの案件獲得に役立つ!面談の5ポイントをご紹介

フリーエンジニアとして新しい案件を獲得するためには企業との面談が必要になるものです。しかし、1人でコツコツ開発する仕事に慣れているエンジニアは、アピールをしなければならない面談に苦手意識を持っている人も多くいます。技術があっても面談がうまくいかなければ案件の獲得や希望する報酬での参画が難しくなり、フリーランスとしての収入源が確保しにくい状況にもなりかねません。

そこで今回は、苦手な面談でも案件獲得ができるようになる面談のポイントを5つご紹介します。緊張をやわらげながら案件獲得を可能にする方法を身につけて、自分が目指すキャリアを実現していきましょう。

面談の流れ

まずは、基本的な面談の流れをご紹介していきます。通常は案件内容の確認・説明自己PRと企業側からの質問、そして逆質問という流れで進むことが多いです。面談が終わってから具体的な交渉を行って勤務開始というのが一般的ですが、企業によって面談内で条件まで決まるなど異なるケースもあります。滞りなく準備を行うためにも、事前にどのような流れになるのかは確認しておきましょう。

案件の内容は、案件によって大きく異なります。そのため、事前に情報を調べておくか、紹介エージェントに聞いて、分からない部分のみをこの面談で聞くようにしましょう。基本的にはプロジェクト全体の目的と概要・期間・開発環境・メンバー構成・あなたに担ってほしい役割などが聞ければ、だいたいのイメージをすることができるはずです。

説明を受けるときはメモを取りながら内容を把握し、浮かんできた疑問は後ほどまとめて質問しましょう。そして、説明を聞きながらどういった人物を求めているかを確認し、後の自己PRでそれに当てはまる強みを伝えられるようにまとめておいてください。

では、次の章で具体的に面談をうまく進めるためのポイントをご紹介します。

案件獲得に役立つ面談の5ポイント

案件を獲得するには、クライアントに「一緒に働きたい」と思わせる人物面の評価と、「必要な技術を持っていて即戦力である」と伝えることが重要です。せっかく両面の良さを持っていても、面談で発揮できなければ意味がありません。これからご紹介する5つのポイントをしっかり押さえて、準備を進めてください。

1.キャリアの棚卸しを行ってアピールポイントを明確に

まずは面談前の準備が大切です。限られた時間の中で効果的なアピールをする必要がありますので、ぜひキャリアの棚卸しをしてアピールポイントを明確にしておきましょう。自分の棚卸しをするときには下記のような問いかけをしながらまとめると、面談に活かしやすいアピールポイントを見つけることができます。

  • これまでのキャリアではどういう案件やスキルを使ったものが多かったか?
  • 過去の仕事で評価が高かった仕事は何か?(直近3年以内くらいであれば尚良い)
  • その仕事の概要・プロジェクトの規模と人員・開発環境はどうだったか?
  • そのときの自分の役割は何か?
  • 具体的にどんな成果を上げられたのか?
  • どんな技術が身についたのか?
  • そこから見る自分の強みは何か?
  • なぜその仕事で評価されたのか?
  • それを今回の仕事に活かすために何ができるか?
  • 仕事の中で克服できた弱みは何か?またそれはどのようにして克服できたのか?
  • 最近取り組んでいるテーマ技術の習得はあるか?

これらの質問に答えることで、実績・成果・評価される強み・技術の経験・弱みの克服などの伸びしろ・今回の仕事への志望動機・アピールポイントなどが見つけられます。時系列で追っていくと今まで気が付かなかった自分の良さに気がつけるので、ぜひ丁寧に行ってみてください。もし自分で見つけられないのであれば、他者からの評価を直接聞いてみるのもおすすめです。

2.棚卸しの内容を反映したスキルシートの作成

キャリアの棚卸しを行ったら、案件の面談担当者の気持ちになって自分のキャリアを見ることからスタートしてください。担当者は、あなたのどの経歴や経験を高く買ってくれるでしょうか。

技術面などの必要要件以外に、どんなコミュニケーションや働きをしてくれる人を求めているのかを想像し、それに当てはまる強みをピックアップして埋めていってください。スキルシートの要約部分には単なる経験ではなく、この仕事に参画して役に立つ技術や経験をピックアップしておくと、短い時間であなたがその案件に適した人材だとわかってもらえるでしょう。

あなたの強みを活かせる職場選びには事前の準備が大切

3.過不足ない対応を徹底

スキルシートで魅力的な内容を書いても、面談中それをどのように説明するかで大きく印象は変わります。ありがちな失敗が、しゃべらなすぎ・しゃべりすぎという両極端な例です。面談で緊張のあまり何を話していいかわからなくなってしまい、はい・いいえ・特にありませんなど、アピールにならない受け答えをしてしまえば、持っている魅力の1/10も伝えられずに終わる可能性もあります。

逆にアピールしたいという気持ちが溢れて、必要でないことまで長々と話してしまうというのもよくある失敗です。大切なことは、質問の意図を理解し的確に答えることができるかです。しゃべりすぎて評価を下げてしまうこともあると肝に銘じておきましょう。

そして何より重要なのがそのアピール内容が企業側の求めている人材にフィットしているかどうかです。準備段階で求める人物像からアピールポイントを絞り込んでおけば、必要なことだけを話す・高評価を得ることの2つが可能になります。

特にフリーエンジニアなど業務委託での契約の場合、即戦力でなければ採用されないことがほとんどです。そのため、即戦力人材であることをアピールしやすい下記のものを準備しましょう。直近でクライアントからの評価が高かった案件かつ、できれば今回応募している案件と似ているものを1つか2つ選び、下記のような点でまとめて話せるよう準備しておいてください。

  • 仕事の簡単な概要と自分の役割
  • 具体的にどんな成果を上げられたのか
  • どんな点で評価されたのか
  • この仕事で活かせる自分の強み

事前に準備しておけば、当日に「何も思いつかない!」と焦ることなく面談を成功に導くことができるでしょう。また、「○○の経験はありますか?」などの質問に対して、最初に「ある・ない」を明確に伝えることも簡単にできるテクニックの一つです。「ない」の場合は、似た経験をアピールして、参画前や後にキャッチアップ可能と思ってもらえることも大切です。

4.アイコンタクトをとってできるだけにこやかな対応を

面談の最中はあまり面談に慣れていない人でも、できる限りにこやかな表情で対応できるようにしましょう。アイコンタクトをとっていれば、相手がどのような反応を見せるかを確認することもできますし、相手から意思疎通がスムーズだと感じてもらえる可能性も高いです。うまくできれば、プロジェクトに参画するのに適しているという判断材料にもなることでしょう。

ここでも自分が担当者だったらと相手の気持ちに立って考えてみれば、面談に必要なことだとわかるようになってくるはずです。

5.質問は積極的に

アピールポイントを伝える・アイコンタクトをとる以外の方法でアピールできるのが、積極的に質問することです。もともとその案件に興味・関心があってぜひ参画したいと考えて応募しているはずですから、どのような目的でそのプロジェクトができたのか、メンバーに求める能力や素養、開発環境や他のメンバーに関することなど、聞きたいことがたくさん出てくるはずです。

面談の最後に質問できる機会がありますので、質問をいくつか準備しておくと緊張せずに済みます。また、面談は企業があなたを見極める場ですが、逆にあなたが企業と案件を見極める対等な場という心構えも大切です。自分が希望する案件かどうか確認するためにも、しっかりと質問していきましょう。

フリーランスエンジニアにとって、案件の参画を決める商談は非常に重要な機会。そんな…
続きを読む
フリーランスエンジニアが商談をする際、重要になってくるのが受け答えの方法。普段か…
続きを読む

面談時の注意点

次に、面談時の注意点についてご紹介していきます。意外に忘れがちなポイントも入っていますので大丈夫と簡単に考えず、しっかり見直してから面談に臨むようにしてください。

遅刻、リスケなどがないよう安全な日を選ぶ

まず重要なのは、現職の影響で遅刻やリスケなどにならない安全な日を選ぶことです。仕事を大切にするのは問題ありません。しかし、応募先企業がわざわざ作ってくれた面談の時間に遅れる・行けないというのは、失礼にあたります。

新しいプロジェクトで忙しい時期ですから、企業側が面談の再設定を行うことも難しい場合が多く、「もう結構です」といわれる可能性もあります。せっかくのチャンスをふいにしないためにも、ぜひ安全な日を選んで面談を受けるようにしましょう。

匂いを含め清潔感のある身だしなみを徹底

体臭・口臭などの自分では気が付きにくいけれど印象を大きく左右する匂い香水など仕事場に必要ないほど匂いを発するものなどについては注意が必要です。特に暑いときにはどちらの匂いも強く感じさせてしまうもの。清潔にしておくことを心がけ、整髪料なども無香料のものか、匂いが目立たないものに変えるようにしてください。

企業によっては、あまり服装などに厳しい基準を設けていない場合もありますが、清潔感がある格好で臨むよう心掛けましょう。迷った場合は、事前にエージェントなどに相談するのも良いでしょう。

案件内容の認識があっているかの確認

プロジェクトの規模や体制・自分の役割、開発している環境など、事前に調べておける情報については調べておきましょう。応募時の情報でわかるような内容を面談で聞くのはNGです。調べた上で認識が合っているかは質問の時間にまとめて聞き、面談のスムーズな流れを滞らせることのないようにしましょう。

ただし、自分ですべて調べようとすると意外と時間が取られる、あるいは的外れな準備をしてしまうかもしれません。調べる時間がない場合や分からない点などがある場合は、迷わずエージェントに確認することをお薦めします。企業側がどのようなことに困っているのか、どのような人材を求めているかは、エージェントがよく分かっていますし、その時点で分からなくても事前に企業側に確認するなど、対応してくれます。

まとめ

フリーエンジニアが苦手意識を持つ面談を突破するために必要な5つのポイントと注意点をまとめてご紹介しました。せっかくの技術や人物面の魅力など、書面だけでは伝わらない部分をしっかり面談で補えるよう、ぜひ参考にしてみてください。準備をして臨めば面談にも緊張しなくなり、あなたの実力を発揮できるようになるはずです。

面談のアドバイスはもちろん、参画後のサポートもバッチリ。
エミリーエンジニアに無料会員登録を。

おすすめ案件

関連タグ

フリーランスエンジニアの案件をお探しします!
上記案件のほか、非公開の案件も多数あります