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エンジニアライフ #002 「ITの技術力を生かせば、人生の選択肢が広がる」

フリーランスに限らず、多様な働き方が広がりつつあるエンジニアの世界。その多様ワークスタイルを紹介する、シリーズ[エンジニア・ライフ]。
第二回目は、複数のベンチャー企業を渡り歩き、Rubyエンジニアとしても活動されているM・Kさんにお話しをお伺いしました。

Q1.これまでのご経歴を教えてください。

新卒でWebベンチャー企業に入った後、その後も物販系、旅行系のWebベンチャー企業を経験しました。
今は、2社目の物販系ベンチャーに出戻りしています。自分の中では、「3年」を一つの区切りに動くことをイメージしていましたが、3社から出2社目の会社に出戻りするタイミングは、色々あって3年ではないタイミングで動きました。

Q2.エンジニアとして得意な領域を教えてください

言語で言うと、Rubyで約7年間経験があります。
開発フェーズに携わることが多かったのですが、運用系でサーバのパフォーマンス管理、AWS設定なども担当していました。
上流工程(設定)に憧れていた時期もありましたが、得意というと“バク回収”ですね。他人が書いたソールコードでもバグを見つけて直すのが得意です。ある意味、難問クイズが解けると嬉しいのと似た感覚で、結構好きです。

目の前の仕事を100%でやりきれてない自分では駄目

Q3.エンジニア経験の中で、印象に残っていることはどのようなことですか?

1社目の会社で、あるツールの要件定義から担当させてもらった時のことです。その時の要件決めのミーティングで、社長とマネージャーから詰められた日々は印象に残っていますね。

理由は、1つ目は、本当にミーティングが辛かった(苦笑)ということ。もう1つは“本気”で仕事に取り組むきっかけを得られた、ということで印象に残っています。
要件定義の案作成→ミーティング→ダメ出し→調査→再検討→案作成…の繰り返しだったのですが、どこかで「これぐらいでいいや」と思ってしまっているところがありました。もちろん、その時は一生懸命やっていて手を抜いているつもりはまったくなかったのですが、振り返ってみると「甘かった」っと。

ある本に、「デカいことを語っているだけで、何もできない人」「目の前の仕事で、しっかり結果出していく人」2タイプいる、っというようなことが書いてあり、これを読んだとき自分は前者だっと気が付いたんです。目の前の仕事を100%でやりきれてない自分では駄目だと思いました。
それからは、とにかく必死で仕事に臨むようになりました。

Q4.エンジニアとして仕事をするにあたり意識していることは何ですか?

今話した通り、「やりきる」ことですね。
あとは、新人の頃に言われた「毎回、会心のコミットをしろ」という言葉は凄く記憶に残っていて、今でもGitHubでコミットする時はいつも意識していますね。

Q5.働き方改革などが叫ばれていますが、どのようなワークスタイルで働いていらっしゃいますか?


実は、いま平日休みなんです。
週末も物販は動いているので、何かトラブルが発生した時などのために、週末は私が待機している感じです。もちろんトラブルがない時は、普通に他の作業を行っています。
週末は、出社せず自宅作業で良いことになっているので、通勤回数を減らせて、なかなか気に入っています。

仕事とは、全然違うことをすることで、気分転換

Q6.エンジニア・ライフを楽しむコツなどはありますか?

仕事とは、全然違うことをすることですね。いい気分転換になります。
いい気分転換ができると、またエンジニアとして100%集中して取り組むことができます。

ただ、それもこの2、3年の話ですね。
新人から5年間ぐらいは、しっかり勉強と経験を積む時だと思っていたので、結構休日も調べ物したり、手を動かして(プログラミングして)いました。
経験を積んで、少し余裕が出てきたのかもしれませんね。

Q7.最近のエンジニアを取り巻く環境で何か感じていることはありますか?

エンジニア=“コミュニケーションが下手”という印象が広まっているのかな、と感じています。非エンジニアの方からすると、エンジニアとのコミュニケーションに抵抗を感じている人が多いのではないかと思うことが時々あります。

例えば、何かシステムのことで分からない現状が起きた時などに、エンジニアに聞けばいいのに、なかなか聞いてこない。みたいな(笑)。
確かにエンジニアの中には、「え?そんなことも分からないの?」というような態度で受け答えする人もいますが、お互いにとって良くないなぁっと。

特に、最近の開発は、ユーザー側・ビジネス側とエンジニア側でコミュニケーションを取りながら、進めていくことも多いのです。これからは、双方に今まで以上にコミュニケーションスキルが求められるのではないか、と感じています。

エンジニアと先生の中間ぐらいのイメージが理想

Q8.今後どんな仕事をしていきたいですか?

「ITの技術力を生かせば、人生の選択肢が広がる」ということを伝えていくことに取り組みたい、と思っています。

極端に言ってしまうと、ITリテラシーが低い人のリテラシーを上げる。インターネットの使い方を分からない人に教える。というレベルでも良いので、これだけ色々なことができるようになっているのに、知らない・うまく活用できていない方がたくさんいます。そういう方のサポートを出来ればと思っています。

あえて職種でいうと、エンジニアと先生の中間ぐらいのイメージが理想です。
元々教育には興味があり、大学生の時に教員免許の取得を検討したこともありました。

フリーランスは「自由」みたいなイメージがあった

Q9.最近エンジニアの方で「フリーランス」になる方が増えてきていますが、どう思いますか?

以前は、興味がありました。フリーランスは「自由」みたいなイメージがあったので(笑)。
実は、今の会社を一度辞めた後も、業務委託として空いている時間で手伝いしていました。
その時に感じたのは、「中途半端」感です。
・なぜ、この業務が必要なのか?
・この会社・プロダクトに本当に必要なものはなにか?
にコミットできるのは、やはり正社員の方だと思いました。

周囲にも、元フリーランスの方が複数人いるのですが、フリーランスから社員に戻った理由に「事業にコミットしたい」ということを挙げる人が多い気がします。
これは、好みや考え方の違いもあると思いますが、色々な打ち合わせなどにも参加して議論の過程や決定プロセスも把握して開発に携われた方が自分は好きです。
そうなると、会社員として会社にコミットする方が、自分には合っていると感じています。

逆に、ミーティングに時間を割かれることがストレスに感じる人部下育成や社内調整などに時間を取られるのが嫌いな人は、フリーランスという選択肢もありなんだと思います。

Emilee:今日は、ありがとうございました。M・Kさんのご活躍をお祈りしています。

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フリーランスになる理由は、人それぞれですが報酬以外にも、M・Kさんがおっしゃっていただいたように
「部下育成・指導」「社内調整」などの管理職業務がやりたくない、ということを理由のひとつに挙げる方もいらっしゃいます。
その他、「案件を自分で選びたい」「自分の時間をもっと大切にしたい」など、理由は人それぞれです。
もし「こんな理由でもいいのかな?」など、不安に感じる場合は、遠慮なくご連絡ください。

私たちエミリーエンジニアでは、案件を紹介するだけではなく、これからの働き方やキャリアプランなどについてもサポートしています。
「まずは相談したい」と言う方でも構いません。興味がある方はお気軽にエミリーエンジニアにお問い合わせください。

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