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フリーランスの Angular の案件って稼げるの?

本記事は、JavaScriptの勉強を始めようと思っている方や、既に使ったことがある方向けの内容になります。
エンジニアとして長く活躍していくためには、自分が持っているスキルがどのくらい価値があるのかを把握すべきです。そこで指標になるのが、エンジニアを募集している案件の数や単価です。
本記事では、JavaScriptのフレームワークの1つである「Angular」について「JavaScriptのフレームワークとは何か」「Angularとは何か」「どんな案件があるのか」「将来性はどうなのか」といった観点で紹介していきます。

JavaScriptフレームワークとは

JavaScriptとはWebアプリケーションで使われている言語です。JavaScriptは、Webブラウザ上にアニメーションで動きを付けたり、ポップアップ表示をさせる動作が必要なWebサイトの開発で使われています。フレームワークとは、簡単にいうと「サービス開発用に準備されているプログラムのひな型」です。つまりは、開発したいサービスに必要となるプログラムの基礎が用意されていて、細かい修正を加えれば開発ができるツールのことです。
実際に一からプログラムを作ることは容易ではありません。開発作業においてスケジュールは余裕がないケースがほとんどです。短い期間でどれだけ効率よく、よい製品に仕上げるかは重要となります。フレームワークを使うことで開発の効率を大きく上げることができます。どの基礎を選択すればいいかを検討し、開発するサービスの要件に応じて修正を加えれば開発を進めていくことができます。フレームワークを使用することで、大きく作業工程を省略することができます。
ここまで、JavaScriptとフレームワークについて説明させていただきました。続けて本記事の本題であるAngularについて説明します。

Angularとは

Angularは、Googleによって開発されているJavaScriptフレームワークです。WEBアプリケーションの開発では、Reactやnode.jsと並んで人気があります。元々、AngularはTypeScriptという言語での使用するために開発されたフレームワークでした。TypeScriptは、Microsoftによって開発されたJavaScriptの拡張言語になります。JavaScriptの欠点を補った言語であり、より大規模開発を可能にしています。
TypeScriptはJavaScriptと互換性を有しており、TypeScriptの環境でJavaScriptを記述しても問題なく動きます。こういった背景から、AngularはTypeScriptまたはJavaScriptフレームワークと言われています。
Angularが使用される場面としては、クライアントサイド(Webサイトといったユーザーの目に見える部分)の開発を担っています。現場で行われる開発のケースとしては、サーバーサイドはNode.js、クライアントサイドはAngularでといった風に再度ごとにフレームワークを分けます。Angularには下記のような特徴があります。

  • フルスタックなフレームワーク
  • 機能の拡張性に優れている
  • コンポーネント指向開発ができる

Angularはフルスタックなフレームワークとして知られています。フルスタックとは、アプリ開発に必要な機能がすべて揃っていることを指した言葉です。Angularを使えば必要な機能をわざわざ準備する必要がなく、開発工数を大きく抑えることができます。
Angularには多数のライブラリが用意されており、自由に機能を拡張することができます。天下のGoogleが用意しているライブラリ、ということから信頼度も高いです。他に良く知られているJavaScriptフレームワークとして、「React」や「Vue.js」がありますが、それらと比較しても充実しています。そのため、機能の拡張性にも優れています。
見栄えの良いWebページは、多数のUI(ユーザーインターフェース)部品からできています。それらが複雑な階層構造で構成されているのです。Webアプリを開発する際には、複雑なフォルダ階層を考えながら開発を進めていくことが求められます。Angularでは,Webページを構成するUI部品をコンポーネントと呼び,コンポーネント単位で開発を行います。コンポーネントごとに小さなプログラムを作り、最終的にそれらを組み合わせてアプリを開発していきます。そのため、開発途中ではUI部品の関係性を気にする必要がありません。
他にも優れた特徴がありますが、ここでは3点だけ取り上げています。中でも「フルスタックなフレームワーク」という特徴は、Angularの一番の強みです。

Angular案件の内容は?

Angular自体がWebシステム開発フレームワークなので、Webシステム開発がメインです。その中でも多く見られる案件としては

  • マッチングアプリ
  • 広告関連
  • アンケートサイト
  • ビックデータ開発

上記のようなデータの管理や調査するシステムの開発となります。Angularの案件を受ける際には、SIerの立ち位置になるケースも多く、開発の初期段階から関われるところにも特徴があります。

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フリーランスAngularエンジニアの単価相場は?

Angular案件における単価は、月単価べースで50~70万程度が多いと言われています。ただ、実務経験が多くなるほど年収が上がる傾向にあります。IT系の会社に勤めているサラリーマンの平均年収が400~600万程度と言われています。ただし、IT系の会社に勤めているサラリーマンでは経験値(実力)が増加しても、年収はそこまで変わりません。それがフリーランスでは、経験値(実力)が向上した分がそのまま年収として反映されるようになります。そうすると、月単価が70~90万程度に向上し年収で800万を超え、あるいは1,000万超えになることも夢ではありません。

Angular案件の将来性はあるの?

昨今、IT業界は人材不足です。これは、経済産業省が「IT人材の不足規模による予測」ではっきりと伝えています。そんな現状で期待されているのが、Angularです。
Angularの最大のメリットは、生産性が向上できる点です。Angularをインストールした段階で、すでに必要な機能群が準備されているため、従来よりも速くコーディングができます。少ない人数で効率的に開発を進めていくことできるのです。
ユーザー数という観点でも見てみると、Angularは多くの開発者に使用されています。Angularの公式サイトには、Stack Overflowのリンクが結びつけられています。これは、Stack Exchange Networkの一つで、IT技術に関する知識を集約しているコミュニティサイトです。2019年3月時点で、Stack Overflowの登録ユーザーは約1020万人であり、2600万を超える質問が存在しています。こちらでのアンケート調査において、よく使っているフレームワークとしてAngularは常に上位に入っています。そのことから世界中の技術者がAngularを活用していることがわかります。
今後求められている需要に答える特徴を持っていることに加えて、現在でも多く愛用者がいます。今後もさらに普及していく期待が持てるフレームワークです。Angularを使用する案件も今後増えていくと考えられます。

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フリーランスエンジニアがAngular案件で稼ぐためには?

Angular案件でより高い単価を目指すためには、フロントサイドの開発経験を積みましょう。Angularを使う案件を見てみると、フロントエンド開発が最も多いです。現在のホームページの多くは、JavaScriptなどを使って動きが付いているページになっています。フロントエンドの機能は、大小問わずどのような企業にとっても必須だと言えます。そのため、Angularを使ったものに限らずフロントサイドの開発経験を持っているエンジニアは魅力的に見えます。
各案件の応募条件を見てみると「フロントサイドの開発経験3年以上」といったものが多く見られます。高単価での案件取得を目指すのであれば、フロントサイドの開発経験は有効です。

インタビュー 遠藤さん
遠藤さん(44歳)
メインスキル JAVA、PL/SQL、AWS など
フリーランス歴 5年目

利用者の声
自分の希望に合った案件に参画することができ、会社員時代に比べると自由が利き働きやすくなりました

エージェント経由以外にも、知人経由で案件を受けたり、クライアント企業から直接請負契約で案件をいただいたり等、一通りは経験しました。クライアント企業から直接受けた案件は、リモート作業だったので自宅などで対応したのですが、勉強する暇もないぐらい働いていました。ただ、請負契約だったので納品できるまで報酬をいただくことができず、収入がないので生活は非常に大変でした(苦笑)。 
その後、エージェント経由の常駐案件に戻り「こっちの方がいいな」と思いました(笑)。

フリーランスは会社に縛られないので、会社員時代に比べると自由が利き働きやすくなりましたね。収入が増えたのも大きいです。額面で比較すると2倍ぐらいになりました。

インタビューの続きはこちら

まとめ

以上、ここまでAngularについて紹介させていただきました。今後IT人材が減少していく中で、AngularはIT業界にとって必要なスキルとなっていきます。いかに少ない人数で、効率よく作業を行うかが求められるからです。もちろん、JavaScript単体でも案件はたくさんあります。ただ、フレームワークを使えるようになると、単価も上がります。また、エンジニアとして長く活躍していくことにもつながります。この機会に、自分の価値向上のためにも技術の習得を試みてはいかがでしょうか。
今後のキャリアについて不安な方や他エンジニアの動向が気になる方などは、専門のエージェントに相談すると良いでしょう。エージェントの中には、案件紹介だけではなく、キャリアの相談や周辺手続きのアドバイスなどについてもサポートしてくれる所もあります。

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