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フリーランスエンジニア、お歳暮やお中元は必要?送る場合のマナーとは

フリーエンジニアとして独立すると、法人のようにお歳暮やお中元を贈るべきなのか悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか。
個人事業主のお歳暮・お中元事情から、贈る場合のマナー勘定科目など経費計上の仕方についてご紹介いたします。

フリーランスはお歳暮やお中元は送る?

お歳暮やお中元の時期になると、会社に贈り物が届いたり営業の方が持参したりするのを目にしますよね。
フリーランスも取引先に送るべきなのか、迷う方もいらっしゃるでしょう。
実際には、フリーランスでお歳暮やお中元を取引先に送る方は少数だと思われます。
お歳暮やお中元自体の市場規模は年々縮小しており、企業間でも家庭でも送らない方も増えています。
送らなければ、マナーに欠けるということではありません。

参考:
「生活定点」1992‐2018最新調査結果を発表/博報堂生活総合研究所

お歳暮やお中元を贈った方が良い場合は?

感謝の気持ちを伝えたい時

お歳暮やお中元は、取引先に感謝の気持ちを伝えるよい機会でもあります。
日ごろお世話になっている取引先へ、感謝の気持ちを伝える1つの手段として活用するとよいでしょう。
お歳暮やお中元となると、フォーマルな贈り物というイメージが強いので、カジュアルに感謝を伝えるのであれば「お礼」でもよいかもしれません。
取引先の企業風土に合わせて検討してみてください。

営業的な効果はあまり期待しない

お歳暮やお中元などの贈り物では、営業的な効果も期待する方もいらっしゃるかもしれませんね。
しかし、短期的な営業効果は期待しない方がベターです。
お歳暮やお中元を贈ったからと言って、すぐに仕事が舞い込むとは考えにくいです。
お歳暮やお中元というツールを使い関係性を築いておき、自分の存在を覚えておいてもらうくらいに考えておきましょう。

個人事業主のお歳暮やお中元は経費になる?勘定科目は?

フリーランスが取引先にお歳暮やお中元、お礼などを送る場合は、もちろん経費になります。
事業に必要な贈り物であれば、「接待交際費」として全額計上できます
当たり前ですが、家族や親族への贈り物は経費として計上できません。
お歳暮やお中元、お礼などを送った場合には、領収書の裏などにどこの誰あてに購入したものか必ず記載しておきましょう。

お歳暮やお中元で注意したいのが「金券類」です。
「金券類」は、換金性が高く、脱税に悪用する人もいないわけではありません。
金券類があまりに高額だと注目されやすいと言われています。
適切な金額の範囲内で、事業に関わる贈り物であるという証拠を残しておきましょう。
いつ、だれに、どのような目的で贈ったのか、複数送り先があるようであれば、リストにして保管しておきます。

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お歳暮・お中元を贈る場合のマナー

送る時期

お歳暮やお中元は、実は東日本と西日本で送る時期が異なります。

お歳暮

東日本:11月終わりごろ〜12月20日ごろ
西日本:12月13日ごろ〜20日ごろ

お中元

東日本:7月初めごろ〜15日ごろ
西日本:7月中ごろ〜8月15日ごろ

迷う場合には、お歳暮は12月15日ごろ・お中元は7月15日ごろと覚えておいてもよいでしょう。

何を送る?

仕事のお歳暮・お中元の場合は取引先のオフィスに送ることが多いのではないでしょうか。
家庭に送るお歳暮やお中元であれば家族で楽しむことができる食品などが選ばれますが、オフィスに送るとなると、小分けにして多くの人に楽しんでもらえるもの日持ちするもの常温保存できるもの持ち帰りやすいものなどを選ぶような配慮が必要です。

  • クッキーなどの洋菓子
  • おせんべいや羊羹などの和菓子
  • 缶ジュースやパックのジュース
  • ドリップ型やスティック型のコーヒー
  • ティーバッグ式の紅茶

このような商品がおすすめです。
オフィスにふさわしくないアルコールなどは避けたほうが無難です。

いくらの物を送る?高額はNG

お歳暮やお中元は、感謝の気持ちを伝えるものです。
あまりに高額なものを送ってしまうと相手も受け取るのを躊躇してしまうかもしれません。
お歳暮・お中元では、3,000円から5,000円前後の商品が選ばれているようです。
取引先との関係性によるところもありますが、この金額を目安として選んでみてはいかがでしょうか。
ただし、金額にかかわらず、贈り物を受け取れない方もいらっしゃいます
公務員だけでなく、一般企業でも、会社の規定で受け取れないという会社もありますので、送る前に一度確認しておきましょう。

のし書きのマナー

お歳暮やお中元は、先にご紹介した期間に送るものです。
もし遅れてしまった場合には、のし書きを変更しましょう。
また、贈り物の回数でものし書きが異なります
お歳暮やお中元は、毎年贈るもの。
1回限りの場合には、「お礼」と表記するのが正しいようです。

遅れてしまった場合

  • お中元→暑中お伺い
  • お歳暮→お年賀

1回限りの場合

  • お歳暮/お中元→お礼

お歳暮やお中元を贈る場合には、このようなマナーに気を付けて準備を進めましょう。

参考:

まとめ

フリーランスのお歳暮やお中元についてご紹介しました。
フリーエンジニアは、取引先にお歳暮やお中元を贈るという方は少ないかもしれません。
最近では、贈らなくてもマナーに欠けると考える取引先も少ないでしょう。
むしろ、お歳暮やお中元としてフォーマルな贈り物は困ると感じる担当者もいるでしょう。
取引先企業の風土や、担当者との関係性を考えて、必要に応じてお礼の気持ちを伝えましょう
お歳暮やお中元は、お礼を伝える良い機会です。
カジュアルに、年末の挨拶を兼ねて「お礼」として送ってもよいかもしれませんね。
フリーエンジニアならではの仕事で使えるグッズや、好きなものを選んでもらえるソーシャルギフトなどを贈ると喜ばれるかもしれません。
贈り物をした場合には、必ず領収書をもらい、いつ誰にどのような目的でプレゼントをしたか記載しておくことを忘れずに
経費計上とあわせて対応しておきましょう。

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