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フリーエンジニアがベンチャー企業案件に参画するメリットとデメリットとは

フリーエンジニア案件で、増加しているベンチャー企業への参画。 

ベンチャー企業と言っても、必要とされる開発スキルや開発の進め方、エンジニア部門の組織体制は企業により様々ですが、開発会社と大きく異なるのが開発以外のスキルの必要性です。今回は、ベンチャー案件と開発会社の案件の違いから、ベンチャー企業に参画するメリットをご紹介いたします。 

ベンチャー企業とシステム開発会社の違いとは 

ベンチャー企業と開発会社の一番大きな違いは、「事業会社」か「機能会社」かという点です。 「事業会社」とは、自社プロダクトやサービスを運営し、収益を上げる企業を指します。 

機能会社」とは、他社のプロダクトやサービスの運営を円滑に進めるためのサポートすることで収益を上げる企業を指します。 この区分で考えると、コンサルティングファームや開発会社、代理店などは機能会社ということになります。 

ベンチャー企業は事業会社

多くのベンチャー企業は、自社のプロダクトを持っている事業会社です。 ベンチャー案件に参画するということは、事業を推進するための開発を担当することになります。 ベンチャー企業でも受託開発をしている場合もありますが、多くは自社の事業のノウハウをもとに、親和性の高い分野の受託開発を行うものです。 自社の「事業」を推進するための開発ということになります。 

事業会社の場合、開発することで収益を上げているわけではありません。 開発したプロダクトをリリースし、プロダクトが使われることで収益を生み出しているため、いくら秀逸な技術を駆使し開発したとしても、事業戦略がなければ収益に繋がりません。 よって、ベンチャー案件の開発者は、事業戦略やマーケティングなどを含む経営的視点が求められることが多くなっています。 

開発会社は機能会社

一方、開発会社は他社のプロダクトやシステムの開発をすることで収益を上げています。 よって、クライアント企業の要望通りのシステムを開発し、スケジュール通りに納品するかという点が重要となります。 多くの場合は、事前に決められた仕様に基づき、担当ごとに開発を進めていくことになり、ミスのなく納期に間に合うよう開発を進められる技術スキルが求められます。 

フリーエンジニアがベンチャー案件に参画するメリット 

ベンチャー案件では、開発会社の案件では得られない事業経験を得ることができます。 将来、起業をしたい、自分でプロダクトをリリースしたいという構想を持っているフリーエンジニアにとっては、ベンチャー案件で得られる事業経験は、将来に繋がる学びとなるはずです。 

経営視点が身につく

ベンチャー企業では、事業をいかに拡大していくか、収益をあげていくかという視点が常に求められます。 外部パートナーであるフリーエンジニアも、代表者や役職者から意見を求められることもあるでしょう。 ベンチャー企業に参画すると、携わるプロダクトの成長性や収益性、組織運営についてなど、技術面以外の部分について考えたり議論する機会が豊富で、おのずと経営視点が身につきます。 

フリーエンジニアとして、いつかは受託以外の事業を持ちたいという方には、ベンチャー案件での経験は将来役立つはずです。 

意思決定に関わることができる

多くのベンチャー企業では、従業員数が少なく経営者や役職者が身近な存在です。 また、上下関係のフラットな組織が多いため、代表者や役職者と意見を交わす機会も日常的にあり、その中からモノゴトが決定していくこともあるものです。 ベンチャー企業は意思決定が早い企業が多く、職位や立場など関係なく意見を出しあい、素早く実行に移るため、外部パートナーのエンジニアでも、会社運営やサービス開発の意思決定に関わることは十分可能です。 

ルール作り、組織づくりに関わることができる

ベンチャー企業は、組織として未熟なところもまだまだ多く、円滑なサービス開発・運営や組織運営のための知見が十分でないこともよくあります。 フリーエンジニアの場合、他の企業での就業経験がある方が多く、開発の進め方のノウハウや組織マネジメントのような部分にも関わることを期待されるケースもあります。 開発チームの組織づくりに関わることで、ステップアップにもつながるでしょう。 

エンジニア以外の人脈が築ける

社員数が少ないため、開発以外の部署とコミュニケーションが発生する場合も多いものです。経営者や役職者が身近なだけでなく、様々な部署のメンバーと接する機会に恵まれています。 エンジニアや開発部署以外の人脈を築くことができるチャンスです。 エンジニア以外の人脈を築いておくと、そこから別の案件に繋がることもありますし、将来事業を興した時に助けてもらえる可能性もあります。 営業活動の面でのメリットも大きいですが、自分の視野を広げたり、開発スキル以外の学びにもつながります。 

フリーエンジニアが知っておくべきベンチャー案件のデメリット 

組織的に未熟な場合が多い

ベンチャー企業は、大企業に比べると、組織的に未熟なところも多いものです。 大企業経験のあるエンジニアを中心に、社内のルールや組織が整備されていないために、やりづらいと感じる方もいらっしゃいます。 要件定義から開発の進め方など、フローやツールが整備されていないケースも。 そのような企業に参画する場合は、フリーエンジニア側から組織運営や開発フローなどを提案するような姿勢も必要となります。 

大規模な開発に携わることは少ない

一部にメガベンチャーと呼ばれるような企業もありますが、大半は中小のベンチャー企業です。大手ナショナルクライアントのような多額の予算をかけた開発プロジェクトは少ないのが現状です。 誰もが知っているようなプロダクトの案件や、大規模なシステム導入の案件のような経験を積むことはできません。 

名の知れたプロジェクトに参画していると、将来のキャリアに繋がりやすいイメージがあるかもしれませんが、実際には、自分自身がどの立場でどのような経験を積んだのかが重要です。 

社風や価値観が自分に合わないと居心地悪く感じることも

ベンチャー企業は企業理念を大切にしているところが多いものです。 その理念が、社風や社内の価値観につながっているのですが、経営層と距離が近いベンチャー企業では、自分の価値観にフィットしない場合働きづらさを感じる方もいらっしゃいます。 従業員数も少ないため、社風に合わない場合、社内で浮いてしまい、居心地の悪さを感じてしまう可能性もあります。 

ベンチャー案件に参画する場合には、スキルなどの募集要項だけでなく、その企業の事業内容企業理念社風についても確認するようにしましょう。 面談の際に直接確認したり、担当のエージェントを通じて確認することができます。 

ベンチャー案件で幅広い知識を身につけよう 

このように、ベンチャー案件では、技術スキルだけでなく、企業経営に関する幅広い知識が身につく可能性が高く、将来事業を起こしたいエンジニアにはおすすめできます。 漠然と何かしたいと思っているエンジニアも、視野を広げ、幅広い人脈を作っておくことで将来役立つ可能性もあります。 

さらに、昨今、人材不足によりエンジニアを必要としているベンチャー企業は多く、案件は豊富にあります。 自分にあうベンチャー企業があるかどうか、スキル面でやっていけるかなど、不安な場合はフリーエンジニア専門のエージェントに一度相談をしてみるとよいでしょう。 

中には、自分に合った企業や行きたい企業に営業をしてくれるエージェントもいます働いてみたいベンチャー企業がある場合にも、そのような営業代行をしてくれるエージェントの活用は有効です。 エミリーエンジニアも、スキル相談営業代行など、随時承っております。 ベンチャー案件に迷っている方は、ご登録の上、お気軽にご相談下さい

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