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iOSエンジニアで副業はできるか?仕事内容や報酬相場について

 

今や日本にいる人口の75%がスマートフォンを持っている時代になりました。この普及率上昇に伴い各企業も続々と新しいスマホアプリをリリースするようになっています。企業としてはどんどんスマホアプリを開発していきたい思いがある一方、スマホアプリを開発するスキルを持っているエンジニアの数が圧倒的に不足しているのが現状です。総務省が刊行している平成30年度情報通信白書では2020年までに世界のスマホアプリ市場はさらに1兆円以上拡大していくと予想されています。しかし同時に、日本では2020年時点で約37万人のエンジニアが不足するといわれています。 

スマートフォンには、人間の脳にあたるOS(Operation System)と呼ばれる仕組みが入っており、機種によって動作しているものが違います。iPhoneではAppleが開発している「iOS」、他のスマートフォンではGoogleが開発している「Android」の2種類に大別することができます。iOSとAndroidではスマホアプリを開発するための環境が大きく異なり、どちから片方用にスマホアプリを開発したとしても、もう片方にそのまま適用することができないケースがほとんどです。新しくリリースされるスマホアプリを見てみるとよくわかりますが、iPhone用とAndroid用でリリース時期が分かれていることが多いと思います。これは、それぞれの環境で開発を進めていく必要があるためです。 

今回はiPhone用にスマホアプリ開発を担当するiOSエンジニアに焦点を当てて、副業としてスキルを活かして仕事をできるのか、副業で得た経験を生かしてフリーランスのエンジニアとしてのスキルアップにつなげることができるのか、という観点からお話させていただきます。 

iOSエンジニアは副業できる? 

結論としてiOSエンジニアは副業することは可能な上に、自分でどういった形で収入を得るか選ぶことができます。スマホアプリを開発する際には、「Objective-C」や「Swift」といったプログラミング言語を使用します。Objective-Cとは、AppleのMac OS Xの公式開発言語として適用された言語でiOS用の開発言語としても普及してきていました。対してSwiftは、Apple自身が提供している開発言語で2014年の登場から急速に普及してきています。 

iOSエンジニアは、スマホアプリを開発するためにも、これらの言語についてスキルを持っていることが求められます。冒頭で述べた通り、スマホアプリを新規に開発したいと考えている企業は数多くあります。しかし開発をするエンジニアの数はまだまだ不足しているため、開発を依頼している案件が多いために副業としては取り組みやすいです。 

iOSエンジニアの副業の仕事内容は? 

収入を得るための方法は大きく分けて2種類あります。 

  1.  自分でアプリを開発してリリースして利用者から利用料をもらう方式です。
  2. アプリ開発をできるエンジニアを募集している案件に応募して開発報酬をもらう。   

1.に関してはイメージしやすい方も多いのではないでしょうか。Apple Storeに掲載するiPhone用のアプリを開発して課金収入や有料アプリを開発することで利用者から収入を得る方式です。最近では、広告を掲載して企業から収入を得る仕組みも一般的になってきており、スマホアプリ内で広告が表示されるようにすることで広告を掲載したい企業からお金をもらう形式をとることもできます。ただ、スマホアプリの数は爆発的に増加してきているため、開発スキルとともにどうやってそのアプリの認知度を上げるかのマーケティングスキルも必要になります。 

2.に関しては、エンジニアとして企業から業務を請け負う形で仕事をする形式です。スマホアプリを作りたいと思っている個人や企業から依頼を受けてアプリ開発を行い、成果に応じて報酬を受け取ります。アプリ開発までが仕事になるため、集客などのマーケティングに関して考える必要がりありません。案件をこなしていくごとに経験とスキルが溜まっていくため、本業でやっているエンジニアとしての仕事にも繋げることができます。 

副業としてスマホアプリの開発を行う上では考えるべきポイントがあります。本業をやる片手間で取り組むことができるかということです。副業に時間や意識を割くあまりに本業が疎かになってしまっては元も子もありません。その点を考えると、iOSエンジニアは報酬をどういった形で受け取るとしても、時間の自由が効きやすいことは大事な要素です。また、本業の自由度にも寄るとは思いますが、お客様のオフィスではなく、自宅などのリモートで作業ができるかどうかも考慮すべきポイントでしょう。 

iOSエンジニアが副業をする際の案件の探し方 

iOSエンジニアが副業をしようと考えた時に案件を探す方法として3つのやり方が考えられます。 

  1. 知人に紹介してもらう 
  2. クラウドソーシングを使用する
  3. エンジニア向け案件紹介サイトを利用する   

広い人脈を持っているのならば、知人の中でスマホアプリ開発を考えている方から依頼を受けて副業として仕事をすることができます。ただ、お金を出してまでスマホアプリの開発を考えている知人はなかなかいないと思います。そこで考えるべきなのがクラウドソーシングサイトエンジニア向けの案件紹介サイトです。 

クラウドソーシングとはインターネットを使って不特定多数の人に仕事をお願いするサービスのことを指している言葉です。有名なものとしては「クラウドワークス」「ランサーズ」「ココナラ」といったものがあります。クラウドソーシングの良いところは自分のスキル状況に応じて仕事を選ぶことができるところです。ランサーズを例に挙げてみると、「システム開発・運用」「Web制作」「デザイン制作」など多彩なジャンルがあり、案件数も100万件を超えています。自分のスキルや経験、稼働をとれる時間を考えて案件を選ぶことができるのは大きなメリットです。案件の中には未経験者歓迎のものもあるため、スキルアップのためにまずは単価が低いものから取り組んで次第に高いスキルが求められる案件に進んでいくことも可能です。 

エンジニア向けの案件紹介サイトでもスキルや経験を活かして仕事をすることが可能です。ある程度時間の自由が利くクラウドソーシングと比較すると、拘束時間が長めに設定されているために自由度は下がりますが長い期間安定して仕事を受けていくことができます。日本政府が副業していくことを推奨していることもあってか、他の仕事と両立させて働くことを許可しているクライアントも多くあります。どんな条件があるのかを知る意味でも一度目を通してみてはいかがでしょうか。 

iOSの副業の報酬相場とは 

Objective-Cを扱うiOSエンジニアの平均年収を見てみると456万円、月収38万円程度です。Swiftであればもっと高めで、年収が562万円、月収が47万円ほどになります。これがフリーランスとして業務委託で仕事を受けているエンジニアであれば、フルタイムで働いた場合は月額50万円~100万円の単価で仕事を受けることができます。 

本業であればある程度月収の範囲は決まってきますが、副業での単価は受ける内容によって単価が大きく異なってきます。クラウドソーシングの場合には報酬の形態が「時間単価」「固定単価」のそれぞれで種類があります。時間単価の案件であれば1500円~5000円、固定単価の案件であれば5万円~100万円まで幅広いです。どのレベルから仕事を受けるかによって単価は大きく変わり、設計から考えて作りこまないといけないアプリに関しては100万円以上の単価に設定されている案件もあります。案件を受注する際には、金額条件面など内容をきちんと確認した上でやるかを決めましょう。 

iOSエンジニアとして副業で経験すればフリーランスとして活動の場は広げられる? 

iOSエンジニアに限った話ではないですが、何かしら自分が作成したITの成果物を持っていることは大きな強みになります。特にフリーランスとして活動している方であれば、持っているスキルと経験に応じて受けることができる単価の金額は大きく変わってきます。目に見えた成果物を持っていることは他のエンジニアとの差別化を図る意味でも有効です。 

また、更なる副業のメリットとして、副業として成果を上げた数だけ人脈が広がっていくことです。IT業界は持っているスキルは重要になりますが、加えてどういった人脈を持っているかも重要になります。案件の探し方で説明させていただきましたが、案件受注の方法にはインターネットを介する以外にも知人から受ける選択肢があります。知人であれば互いに信頼関係があることから単価や条件面で優遇してくれることもあるでしょうし、何より相手がどんな人なのかをわかっているという安心感があります。新しい人間関係を作る意味でもiOSエンジニアとして副業に取り組む経験は積んでおいて損はないです。 

今すぐ高収入を得たいiOSエンジニアに、おススメ! 

スマホアプリの開発をしたい企業や個人は現在でも多くいる上に、今後もどんどん増えていくと思います。そんな中で個人として成果物を作った経験を持っているエンジニアは需要が絶えません。副業の良いところは、そこで得た経験スキルは自分の中に残す事ができるため、本業での収入アップに繋げることもできます。 

ただ、今すぐ安定的に高収入を得たい!というiOSエンジニアの場合は、常駐型のフリーランス案件がおすすめです。フリーランスになると多くの場合、会社員時代よりも高収入を得ることができ、常駐型案件であれば、会社員時代とあまり変わらないライフスタイルで生活できるため、多くの方が選んでいます。 

iOSエンジニアとして、実務経験が3年以上ある方なら、副業ではなくフリーランスになった方が、ご自身のエンジニアとしてのスキルやキャリア、そして収入を伸ばせる可能性があります。まずは、フリーランス案件を確認してみると良いでしょう。 

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