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効果的!デキるフリーエンジニアの職務経歴書作成のポイント6つ

フリーランスのエンジニアは即戦力であることが求められ、仕事探しの際即戦力であることを示すツールとして職務経歴書が重要な役割を果たします。しかし、「職務経歴書の書き方がわからない」、「自分の経験を言葉にすることが苦手…」、「書類選考をなかなか通過しない」という方も少なくありません。そんなフリーランスエンジニアに企業側の採用担当者に響く職務経歴書作成のポイントをご紹介します。

フリーランスエンジニアに職務経歴書が重要なワケ

企業に属さないフリーランスエンジニアは信頼を勝ち得ることが受注活動において非常に大切なステップとなります。企業側からすると面識のない人間に機密情報が含まれることもある案件を任せるには、慎重にならざるをえないからです。そのような警戒心を取り除くためにも実績や経験をアピールし、仕事を任すに値するエンジニアであると伝える役割を持つものが職務経歴書です。

職務経歴書と履歴書の違い

案件探しを始めるとセットで提出を求められる職務経歴書と履歴書ですが、それぞれ使用用途は異なります。職務経歴書は応募者のスキルや経験を元に面談をするか、採用をするかを決めるための判断材料となる資料です。スキルシートと呼ばれることもあります。

履歴書は応募者の個人情報がしたためられており、何かしらの事務手続きや書類送付時に用いられる人事が保管しておくための資料です。ですから、

フリーエンジニアの採用は人事ではなく、プロジェクト責任者や現場のエンジニアが担当することが多く、受注するためにも能力をアピールした職務経歴書となるようブラッシュアップする必要があるのです。

職務経歴書作成は読みやすさが命

企業側の採用担当者は仕事の合間を縫って数多くの職務経歴書を読むため、読みづらいというだけで読み飛ばされてしまうリスクがあります。自分の能力を知ってもらうためにはまず職務経歴書を読み進めてもらう必要があるため、読み手を意識した工夫が必要なのです。

スラスラ読める職務経歴書の作成ポイント

エンジニアには逆編年体がお勧め

まずは、職務経歴書の形式の種類についてご説明します。職務経歴書には基本的には3つの形式のフォーマットが存在します。

編年体:時系列で職歴を書く形式で職歴数の少ない若年者や転職初心者向けの基本の雛形

逆編年体:直近の職歴から経歴を書く形式でありキャリアチェンジした人や職歴数の多い人向けの雛形

キャリア式:アピールしたいスキルや職種、プロジェクトごとに情報をまとめた形式であり、転職上級者向けの雛形

エンジニアはプロジェクトによって仕事内容が変わるため逆編年体が適しています。テクノロジー技術の移り変わりも激しく、採用担当者に見てもらいたい経験や能力は直近歴に集約される傾向にもあるため、最新の経歴が冒頭部にくる逆編年体を勧める理由です。

もしくは、幅広く経験を積んだエンジニアの場合は応募先によってアピールしたい経歴を使い分けられるキャリア式も向いています。ただし、キャリア式はその特性上、うまく情報をまとめる能力が要されるため職務経歴書作成に慣れた人ではないと読みにくい経歴書になるリスクがあります。

関連サイトや参考書などでサンプルが掲載されているモノもあるため、自分に適したフォーマットを入手しましょう。

正しい日本語を使う

誤字脱字、文法や尊敬語の間違い、略語(JavaScriptをJS等)、社内用語は読み進める上で読む気を削ぎます。インフラエンジニアの設計書関係の仕事は職歴所の誤字脱字があるたけで不採用になるほどの厳しさを見せる企業もあるほどです。言葉のチョイス一つで応募者の人間性やコミュニケーション能力を疑う採用担当者もいるため、不正確な日本語に足を引っ張られないよう円滑に読み進められる日本語、文章構成を目指しましょう。

重要な箇所は目立たせる

応募先から見てアピールになる部分は読み落とされないよう下線や太字にし、強調することも効果的です。フォント自体を赤や青色にしても白黒コピーの場合は意味がないため、白黒コピーでもわかる装飾を施しましょう。

開発エンジニアの職務経歴書サンプル

職務経歴書サンプル

職務経歴書作成ポイント

1.得意分野を冒頭部でアピール

通常の経歴書は職務概要で職歴等を文章で紹介することが多いのですが、エンジニアは職歴数が多く客先案件等書く項目が多くなる傾向にあるため、得意分野という形式で得意なスキルやアピールできる経験を箇条書きすると良いでしょう。

2.職務経歴欄は詳細に情報記載

業務内容が「SE」や「システムエンジニア」とだけ書かれていてもスキルレベルや得意な仕事は読み取れません。フリーエンジニアは技術力のアピールが大きく結果を左右します。採用担当者に経験内容が伝わるようプロジェクト概要や担当フェーズや業務内容、使用言語、技術、環境、フレームワーク、ミドルウェア、作業詳細を記載しましょう。インフラエンジニアの場合はサーバや監視ツールの詳細、機器台数(〇〇サーバ×台、Cisco〇〇シリーズ×台)の記載も要されます。経歴書の枚数が2~3枚以内ほどにおさまるようならば、加えて実績についても記しておくとベターです。

3.開発したアプリやサイトURLを記載

自分の能力をアピールするために開発に携わったサイトやアプリ、執筆記事を明記しておくことは有効な手段です。Git Hub等でソースコード公開は内容によってはマイナス印象に繋がるため、好印象を得るためには直近3ヶ月以内にコミットし、かつ1ヶ月ほどの時間をかけて書いて力作である場合のみとしましょう。Forkwell Portfolio等はコードへのフィードバックをもらえ能力の可視化もできるためポートフォリオをこれから作ろうと検討している人にはお勧めのサービスです。Qiitaでの投稿もポジティブな印象を与えるようなものであれば記載することも有効です。

4.テクニカルスキルでレベル感をプレゼン

一言で開発とだけ書いてあってもどの程度習熟しているかまでは読み取れません。そこで、テクニカルスキル欄でどの程度まで技術があるか、対応できるかを明記しておくとより読み手に自分のレベルを伝えることができます。

5.資格情報は正確に

取得年月は資格の知識を戦力として考えていいか判断するための一つの指標となります。取得後も更新が必要な資格もあるため、失効している場合はその旨を書いておきましょう。エンジニアの中でもインフラエンジニアは資格を重視する傾向にあるため、数が多くなっても取得した資格がある場合は書いておいた方が無難です。勉強中の資格についても触れておくことを忘れないようにしましょう。

6.自己PRは具体的根拠に基づき応募先に合わせて使い分けるべし

自分としてはアピールになると思う経験が応募先から見ても評価対象になるとは限りません。応募先企業や求人特性を見極め、自己PRを使い分けられるよう複数の自己PRを作成しておきましょう。また、自己PRに書く実績は自己評価だけではなく数字を用いたり、使ったり第三者からの評価を用いて他企業でも転用可能な能力であることを示すのです。

まとめ

フリーランスエンジニアは、企業に属さない分クライアントから信頼を得ることが重要となってきます。お客様とのコミュニケーションによって信頼関係を構築することは勿論、自分の過去の実績もしっかりと武器として活用し、希望する案件への参画に繋げましょう。

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