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EdTech(エドテック)業界のエンジニア求人、フリーランスが必要なスキルと案件の選び方

FinTech(フィンテック)と並び既存市場のテクノロジー化が注目を集めている「EdTech(エドテック)」。今回は、急速に普及が進むEdTech(エドテック)業界での求人動向や、エンジニアに必要とされるスキル、案件の選び方などをご紹介いたします。 

学校教育ではプログラミング教育が取り入れられタブレットの導入が進んだり、社会人向けにも様々な講座がオンラインで提供され、子供向けの通信教材もタブレット教材にスライドしつつあります。EdTech(エドテック)への参画を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。 

EdTech(エドテック)業界の動向と企業の求人動向 

EdTech(エドテック)の市場動向 

日本のEdTech(エドテック)の市場は、2015年の1640億円から、2020年には1.5倍の2403億円にまで成長すると言われています。※1 野村総研の調査によると、EdTech(エドテック)の中でも、今後最も成長が見込まれているのが教科学習のコンテンツ分野です。今後、学校などの教育現場でもタブレットの活用が拡大するため、生徒向けの学習コンテンツの伸びが期待されています。 2019年から2023年までの4年間で、教科学習のコンテンツ市場は1,333億円から2,282億円まで拡大すると予想されています。※2 

EdTech(エドテック)の求人動向 

市場の拡大に伴い、求人数も増える可能性が高いでしょう。 エンジニアに関しては、他の業界と同様に人手不足が懸念されています。 今後、EdTech市場が拡大し社会に定着していくためには、サービスの利便性を高める必要性があります。 そのためには、人工知能(AI)やIoTなどの先端技術の活用セキュリティ面の強化など、より高度な技術を持ったエンジニアのニーズが高まるでしょう。 

しかし、まだ黎明期と言えるEdTech(エドテック)業界では、業界経験のあるエンジニアはほんの一握りです。現状であれば、エンジニアとしてEdTech(エドテック)業界が未経験でも、スキル次第で案件への参画は可能です。意欲があれば、先端技術の開発に関わることができる現場もあるでしょう。 教育業界に興味がある、教育業界の知識がある、というエンジニアの方々は、求人動向・案件動向を継続的にチェックしてみてはいかがでしょうか。 

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※1「未来の教室」とEdTech研究会事務局説明資料/経済産業省 

※2 EdTech市場の現状と課題 ─教育産業の変化と働き方改革に向けた活用─/野村総合研究所 

EdTech(エドテック)で働くエンジニアに求められるスキルとは 

業界特有の開発技術は特になし。他業界でのスキルを生かせる 

EdTech(エドテック)業界で使われている開発言語や環境に、業界特有のスキルは特にありません。 従来の開発技術を、教育に活用するという視点で多くのサービスが展開されています。 オンライン学習のような生徒向けのコンテンツサービスだけでなく、学校で使われるIoT技術デジタル教材授業を分析するツール先生たちのためのSNS先生と生徒のコミュニケーションツールなど、現状でも多くのサービスが台頭しています。 故に、エンジニアに必要とされるスキルもさまざま。 WEBであれば、PHPやRuby on Rails、Javaなど、アプリであればSwiftなど、インフラであればAWSというように、それぞれの開発に使われる技術は他業界のサービスと基本的には同じです。 他業界で十分な経験があれば、教育業界未経験であっても十分に転身が可能な業界です。 

今後、IoTや人工知能(AI)など最先端技術を活用したサービス開発が進むと、意欲次第で先端技術の開発に携わることも可能です。 フリーエンジニアが業界未経験でEdTech(エドテック)案件に参画する場合には、各案件で必要とされるスキルの充分な経験があることが前提となるでしょう。 

ビジネススキルが問われる場合も 

EdTech(エドテック)業界の場合、お客様はエンドユーザーだけでなく、サービスを導入してくれる教育機関や自治体、教育産業も含まれるというサービスもあるでしょう。 基本的に、クライアントとのコミュニケーションは営業担当などの役目ですが、小規模のベンチャー企業ではエンジニアがクライアントと直接コミュニケーションをとる可能性もあります。 toC向けのサービス開発ではあまり経験することのない、クライアントとの折衝や提案などの機会もあるかもしれません。 電話やメールの対応など、最低限のビジネススキルは身につけておいたほうが安心でしょう。 

教育業界の知識があると有利 

EdTech(エドテック)は、テクノロジーと教育のかけ合わせですので、教育に関する知識もあると有利です。 エンジニアとして教育産業に携わった経験はもちろんですが、大学で教育関連の勉強をしていた、塾などで教えた経験がある、などエンジニアとは関係がない教育関連の経験でも、プラス評価につながるケースもあります。 そのような経験がある場合には、スキルシートに記載することをおすすめします。 

業界経験がない場合でも、社会人向けのオンライン講座を受講してみるなど、興味のあるサービスを使ってみて理解しておくことで、求人や案件の内容をイメージしやすいはずです。 お子様がいらっしゃる方は、タブレット教材やオンライン講座をお子様と受講してみるのもよいのではないでしょうか。 

EdTech(エドテック)企業を選ぶに確認したい事 

EdTech(エドテック)は、大手から小規模ベンチャーまで多様な企業が進出しています。 EdTech(エドテック)企業を選ぶ際のチェックポイントをご紹介します。 

スキルが見合っているかどうか 

必要とされる開発スキルは特別なものではないということはお伝えしましたが、まずは必要とされるスキルを満たしているかどうかは最重要ポイントです。 さらに、企業・案件選びの際には、気になる企業やサービスの今後の事業計画や方向性もヒアリングできると、希望するキャリアにつなげやすいものです。 

今後、先端技術を活用したサービス拡充をしていく、新たなサービスをリリースするなどの予定がある企業であれば、未経験からでもそれらに参画できる可能性がぐっと高まります。まだまだ黎明期のEdTech(エドテック)業界、今後の展開は企業ごとにいろいろな戦略が考えられているはずです。自分の今後の希望するスキルやキャリアを明確にし、気になる企業の方向性と照らし合わせて企業・案件を選びましょう。 

企業規模や風土も確認を 

企業規模や設立年数も幅広く、企業風土・組織風土はさまざまです。 ベネッセやリクルート、ジャストシステム、グロービスのような認知度の高い企業から、コードキャンプやレアジョブ、スタディサプリ、スクーのような注目を集めているITベンチャー企業、従業員数が10名以下の駆け出しのスタートアップまで大小さまざまな企業がEdTech(エドテック)業界に参画しています。 大手・中堅企業では、比較的安定した職場で人数の多い組織で働くケースが多いです。 フリーエンジニアであれば、その組織の中で、技術的なスペシャリストとして開発の一端を担うことになるでしょう。 

一方、EdTech(エドテック)のスタートアップや小規模ベンチャーの場合、少人数の開発メンバーの一員として案件に参画することも多いものです。この場合は、自分の専門分野以外の開発にも携わるケースも多く、自分自身で考えながら進めていく自走力が求められます。 現状、まだまだ投資フェーズのEdTech(エドテック)スタートアップやベンチャー企業も多く、事業としては不安定な面があるとも言わざるを得ません。安定した収益を得られるようになるまでは、少人数のエンジニアチームでのチャレンジが続く場合もあるでしょう。 

これから成長が見込まれる業界だからこそ、企業選びでその後のキャリアが大きく変わる可能性もあります。誰もが知っている大手企業のエンジニアとして働くか、これから認知度が上がる可能性を秘めたサービスに関わるエンジニアとして働くか、企業の風土や状況を確認した上での判断が必要です。内情は分かりづらいので、SNSなどで働いている人と人脈を築いたり、フリーエンジニアであればエージェントに確認するなどして、確認できるとよいですね。 

インタビュー 鈴木さん
鈴木さん(32歳)
メインスキル AWS、インフラ、Linuxなど
フリーランス歴 3年目

利用者の声
他社にない独自の案件を持っている印象でした!

【エミリーエンジニア】は他社が持っていない案件を持っているので、すごく嬉しかったです。他社が手の届かない独自の案件を持っている印象でした。
ご紹介いただいた案件は、提示した4つの条件を全てクリアしていたのですが、他社エージェントに紹介いただいた案件の方が、月額報酬が高かったのではじめは迷いました。 ただ、担当者の方に色々と調整していただき、最終的には月額報酬を上げていただけましたし、「自分がやりたいこと」そして「これまでのスキルが生かせる」内容だったので、迷う要素がなくなりました(笑)。

インタビューの続きはこちら

まとめ 

今回は、EdTech(エドテック)業界の動向から、必要とされるスキルと企業の選び方についてご紹介いたしました。 EdTech(エドテック)は成長が見込まれる有望な業界ですが、2019年現在、まだ黎明期と言える段階です。同じ業界でも、大小さまざまな企業が参入しており、働き方も必要とされるスキルも、サービスごとに様々です。 フリーエンジニアであれば、いままでの経験を活かして、業界未経験でも参画できるチャンスは十分にあります。EdTech(エドテック)業界に興味があるのであれば、自分のスキルに見合った案件の募集がないか、定期的にチェックをしておきましょう。 

EdTech(エドテック)業界と一言で言っても、働き方はさまざまです。 安定した職場環境でプロフェッショナルとしてキャリアを積むか、積極的に幅広くサービスの立ち上げに関わる経験を積むか、どちらが自分の志向にあっているか、一度よく考える時間を持ってみてはいかがでしょうか。 

気になる企業があれば、専門のエージェントに相談してみるのもおすすめです。 エミリーエンジニアでは未公開案件も多数取り扱っております。まずはご相談ください。 

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